【Vol.253】I think that~の正しい使い方

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 今号のメルマガはI think that~の正しい使い方についてです。
 「~だと思う」という具合に自分の考えを相手に伝えたいとき、最初の一
 言をどのような言葉から切り出すでしょうか?多くの日本人が使う代表的
 な表現の一つに、以下のようなものがあります。みなさんもちろんご存知
 の通りの英語です。

 I think that~
 この表現を「使ったことがない」という読者の人はおそらくいないのでは
 ないでしょうか?それくらい日常会話において頻繁に使う表現です。とこ
 ろが、書籍『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』(すばる舎)
 によると、この表現は使い方を注意しなければならない点があるのだと言
 います。外国人との会議の場で何となく感じた思いつきをI think that~
 で切り出して話すと「なぜですか?」「根拠を言ってください」と質問攻
 めに遭うことがあるので、実は「避けるのが無難」な表現なのだと同書で
 はアドバイスしています。

 日本人同士で「私はこう思いますよ」という表現をよく使います。「こう
 だ」と断定的な言い方をしてしまうことにより「本当か?」「違うのでは
 ?」という反対意見を持つ人を作ってしまう恐れがあるからです。それを
 避けるため「断定するわけではない」ということを匂わす前置きをするこ
 とによって、無用の対立を避けるべく発言を和らげる目的で「私はこう思
 いますよ」を使うわけです。メルマガ筆者も口癖のように頻繁に「思う」
 を使ってしゃべったり書いたりしてしまいます(本メルマガ原稿を執筆し
 た後に読み直したときにもほとんど無意識に「思う」を使っていることに
 改めて気がつきました)。話の内容に確たる根拠がある場合もあれば、何
 となく「こうではないのかな」と感じただけの時にも使える、幅広いニュ
 アンスでオールマイティな表現という意味において、日本語ではごくごく
 普通に使うとても便利な表現ということが言えます。

 ところが、英語の「思う」には、確信度合いの強弱によっていくつもの種
 類があって、使い分けが必要なのだと同書はアドバイスします。確信度合
 いの強い順番から次のようになっています。

 (1)「確信があります」
     I'm convinced that~
 (2)「もし私に言わせていただくならば」「私だったら」
     I would say that~
 (3)「根拠や確信はないけれど、そうかもしれない」
     I guess that~ (ややカジュアル)
 (4)「ただの推測ですが」
     I assume that~ (「もし~なら」という前提条件を伴う)
 (5)「そんな気がする」
     I feel that~/It seems to me that~

 I think that~を使う場合はその後に続けてbecauseで理由を述べます。
 通常は根拠のある意見を言う時に使う表現です。自分の意見の確信度合い
 が上の(1)~(5)の中のどれに相当するかを見極めて、動詞を選ぶよ
 うにすると、聞き手からその場で裏付けを求められてしまって、冷や汗を
 かくような失態を演じてしまわずに済みます。

 ◆I think so./I don ‘t think so.は軽い相づちに使える

 軽い相づちとして、I think so. (そうだと思うな)/I don’t think so. 
 (そうだとは思わないな)を使いたい場合もあるのではないでしょうか。上
 のI think that~の説明からすると、軽い気持ちでthinkを相づちに使っ
 て良いものかどうか、少し不安になるかもしれませんが、ご安心ください。
 同書によるとI think so./I don’t think so.は深い理由なしに軽い気
 持ちで今まで通りに使えるようです。

 相づちとしてはReally?(本当?)などを、軽い気持ちでよく使いますが、
 同書によるとI don’t think so.にもそれほど強い意味はないということ
 です。下のような相づちと同じぐらい軽い気持ちで使え、リアクションと
 してきつすぎるということはそれほど考えなくても大丈夫のようです。

 Is that true? (それ本当?)
 What a surprise! (びっくり)
 I didn’t expect that. (それは想定外だった)
 No way. (ありえない)

 いかがでしたでしょうか。
 同書を読むまで筆者は確信度合いに関わらず上の(1)~(5)まで全部
 を区別せずにI think that~で表現していました。「Why (do you think 
 so)?」と理由を聞かれたことがあるような記憶も確かにあります。そのと
 きはその人がたまたま理由を知りたいのかなぐらいに軽く考えていたので
 あまり気に止めていませんでした。が、無意識的にI think that~を使っ
 ていたのかもしれません。日本語の「思う」とは違って、英語のI think 
 that~は意識的に使わないといけないんですね。
 みなさんは「~だと思う」と英語で表現するとき、確信度合いの強さに応
 じて動詞を使い分けていましたか?

 ◆ソース◆
 ============================================
 『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』(すばる舎)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4799105949/
 pp.72、163
 ============================================ 

【Vol.252】英語と日本語の「主語」に対する違い

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 今号のメルマガのテーマは、「主語」についてです。よく、日本語は主語
 が省略されがちだとも言われていますが、そもそも「英語と日本語では、
 主語に対する考え方は大きく異なるのだ」と、高杉尚孝事務所代表、筑波
 大学院客員教授でもあり、ビジネス・ブレークスルーでも数々の講義映像
 に出演する高杉尚孝氏は言います。今回は、同氏が執筆した書籍『英語ビ
 ジネスドキュメント・ライティングの技術』(日本経済新聞出版社)から解
 説します。

 ◆英語は、抽象名詞、抽象概念が使役動詞(let、make、have、get)を使っ
  て対象に働きかける(他動性)

 英語の文章を読んだり、聞いたりしていると、“日本語では主語になりえ
 ないようなものが主語にくること”に、面食らうことがあります。「たま
 たま、執筆者がそのようなわかりにくい文章を書く癖を持っている人なの
 かな」と釈然としていませんでしたが、高杉氏によると、英語の世界観の
 違いによるもののようです。世界観の違いについては同書を読んでいただ
 くとして、主語に対する感覚の違いについてだけ典型的な例文を使って説
 明します。

 (1)The lack of debt capacity is preventing XYZ Corp. from 
    investing in the new business.

 The lack of debt capacity(借入能力の欠如)という抽象概念が、XYZ社が
 新規事業に投資することを妨げている(preventing from)という表現になっ
 ています。こうした英文を自分で頭の中で意味をとりながら読んでも「な
 んだか違和感がある日本語だな」と感じ、それほど難解な単語が出てくる
 ような英文でないとしても意味が頭の中にすっと入って来ません。
 日本語の場合は、XYZ社を擬人化した主語とするのが普通の表現です。

 (1)借入能力がないので、XYZ社は新規事業に投資できない。

 この日本語の文章だと、読んだときに意味が頭の中にすっと入ってきます
 ね。

 ほかにも抽象概念が使役動詞を使って対象に働きかけていることを想定し
 た疑問文が日常英会話でよく使われています。

 (2)What brought you to Japan at this time?
 (3)What's keeping you busy these days.
 (4)What's making you so sad?

 これらの質問に対して文字通りに答えるならば、
 (5)An important business opportunity brought me to Japan.
 (6)My love of work keeps me busy everyday.
 (7)Unexpected bad news is making me very sad.

 などとなります。このように英語は、opportunityとかloveとかnewsとい
 った抽象名詞までもが、主語として対象(上記の英文の場合“you”)に使
 役動詞(上記の場合bring, keep, make)を使って働きかけることができる
 言語なのですね。

 日本語の場合、英語とは異なり、

 ・機会があなたを日本に連れてきたり
 ・仕事に対する愛情があなたを忙しくしたり
 ・知らせがあなたを悲しくさせたり

 ――という言い方はしません。「機会や仕事や知らせが何らかの意図を持
 ってあなたに働きかけているように伝わってくるけれど、見えざる意図が
 特に働いているわけではないでしょ?」というのが、上の文章に対して違
 和感を感じる原因の一つのようにメルマガ筆者は感じます。

 ・機会があったので、あなたが日本に来たり
 ・あなたが仕事“命”なので忙しくしていたり
 ・知らせを聞いてあなたが悲しくなったり
 ――という表現が普通でしょう。どの日本語も概ね、主語として人称名詞
 です。

 ◆英語は、物質名詞主語が何かを“所有する” 
  日本語の主語の使い方と異なるもう一つが、英語では物質名詞主語が何
  かを“所有する”という言い方をする点です。これも、同書から具体的
  な英文で説明します。

 (8)This house has three bed rooms.
 (9)This room has two windows.
 (10)This chair has four legs.

 日本語であれば、上記の文章はそれぞれ、

 ・この家には、寝室が3つある。
 ・この部屋には、窓が2つある。
 ・この椅子には、脚が4つある。

 とすべて「~がある」という表現になります。高杉氏によると、日本語は、
 部分と全体の絡み合いを包括的に捉える東洋的な背景を反映しています。
 いわば自然発生的に家と同時に寝室が存在し、部屋と同時に窓が存在し、
 椅子と同時に脚が存在するという考え方です。それに対して、英語は主語
 である家が、部屋が、椅子が、それぞれ積極的に動作主として寝室や窓や
 脚に何か働きかける(上記の場合“所有する”)イメージのようです。

 いかがでしたでしょうか。
 高杉氏は、抽象名詞や抽象概念を主語として用いることによって、英語的
 な表現になるのだと言います。テキストの中だけでは少々ややこしいルー
 ルに見えますが、これを自分自身にしっかり理解を落とし込むにためには、
 これらを積極的に使ってみてはどうかというのが高杉氏のアドバイスです。
 みなさんは、英語を話したり書いたりするとき、日本語の主語とは意図的
 に変えるようなことはしていますか?
 
 ◆ソース◆
 =========================
 『英語ビジネスドキュメント・ライティングの技術』(日本経済新聞出版社)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4532320747/
 pp.8-12
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【Vol.251】握手する時、日本人が犯しやすい2つのミス

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 今号のメルマガのテーマは、握手についてです。(「握手」と聞いてピン
 ときた方は、外国人の方とのコミュニケーションスキルをすでにお持ちの
 方かもしれません) 外国人と握手するときは、日本流の握手ではやや具合
 悪いところがあります。以前のメルマガでも握手について少しだけ触れた
 ことがあります(文末の◆ソース◆のURL参照)が、初対面でいきなり握手
 する時に力をこめないで「何気なく手を差し出す」のは「dead-fish 
 handshake」と言われます。欧米人の側からすると、握手するときの力が
 弱いと、フニャっとして死んだ魚を握っているみたいで気持ちが悪いとい
 うわけですね。「dead-fish handshake」するのは日本人に多いと言われ、
 特有の遠慮心からかあまり相手を強く握ることをしない(=相手が「痛い」
 と思うほど強く握ることを「失礼」だと思ってしまう)ため、自然とこの
 「dead-fish Handshake」を日本人はしがちであると言われます。程よく
 力強い握手でないと、人とのコミュニケーションに慣れていない、人付き
 合いが上手ではない、人前で堂々とできず自信がない――などのネガティ
 ブなイメージを相手に持たれてしまう可能性があるので特に米国では要注
 意です。日頃から固い握手に慣れている欧米人にとっては、柔らかい握手
 で応えてしまうと違和感を感じ、「何となく信用できない」と無意識で感
 じてしまう人も多いとのことです。せっかく握手したのに「信用できない
 人」だと誤解されてしまわなためには、相手の目を見ながらギュっと固い
 握手をすることが大切です。

 ◆握手するとき、日本人が犯しやすい二つのミス

 さらに、書籍『同時通訳者が教える英語雑談の全技術』(KADOKAWA)』から、
 日本人の多くが握手するときに、誠意を伝えようとして意図せずして犯し
 てしまう典型的なミスを二つ紹介します。

 (1)握手しながら手を上下に動かさないこと
    欧米の人からすると、握手しながら手を上下するのはとても不自然
    な動作になってしまいます。握手は、ギュッと握って、そのまま動
    かさず、心の中でゆっくりと2秒ぐらい数えるくらいの時間をかけた
    ほうが良いと同書では解説しています。

 (2)両手を添えないこと
    政治家が選挙運動中などの最中に支援者の手を両手で握るシーンを
    TVニュースなどで見ることがあります。同じように握手するときに
    両手を添えることがありますが、これは普段の生活では不自然です。
    握手するのは片手だけです。

 ◆ハグするときは、相手に回す腕は肩甲骨の高さに置く

 次にハグの話題です。握手の仕方については記述があっても、ハグについ
 て記述している本は少ないように思います。ハグは日本人にとっては握手
 以上に馴染みが薄い習慣です。握手する関係よりも近い関係の人とハグす
 るわけですが、欧米でも国によってその境界線には差があり、同書による
 と英国やオーストラリアなどではかなり近い関係の人とだけ、米国ではそ
 れほど近い関係ではない人ともハグするのだということです。

 ハグするときには相手の体の背中側に腕を回すわけですが、腕を置く場所
 は同書によると肩甲骨の高さが無難だということです。「ハグするときの
 両手が腰に近づけば近づくほど親密度が高くなる」と解説している参考資
 料もあるそうです。欧米人がハグしている時の腕の高さで二人の関係の深
 い浅いが測れるというわけですね。

 もう一つはハグするときの力の強さの加減です。当然のことながら、関係
 が近いほど、力強いハグになります。ハグに慣れない日本人は、相手のハ
 グの力の強さに合わせるのが無難であると同書はアドバイスしています。

 いかがでしたでしょうか。
 (日本人が相手なのですが)握手するとき、両手を添える人が増えてきたの
 か、はたまたメルマガ筆者が最近親交のある人に両手を添える人がたまた
 ま多いのか、両手同士の握手をすることが何回もありました。せっかく相
 手が両手を添えてくれているのに、こちらも両手を添えて応えないと丁寧
 さに欠けるような気がしたところから、こちらも両手を添えるのがだんだ
 んと習慣のようになってしまい、今では自分から進んで両手を添えること
 もあります。その時、相手が両手を添えてくれるとやっぱり嬉しいものな
 のですが、これは一種の“日本流握手”なのかもしれませんね。

 握手にはいろいろなバリエーションがあります。握手をすると同時に、反
 対の空いている手で相手側の腕のつけねあたりをポンポンとたたくのを見
 ることもあります。みなさんはほかにも握手のバリエーションをご存知で
 すか。また、普段はどのような握手をしていますか?

 ◆ソース◆
 =========================
 『同時通訳者が教える英語雑談の全技術』(KADOKAWA)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4046015330
 pp.46-47

 【Vol.206】あなたの異文化主張力を10項目でチェック!
 http://pegl.ldblog.jp/archives/47087173.html
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【Vol.250】日本人が“間違って使いがち”な英語表現

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 今号のメルマガは、日本人が間違って使いがちな英語表現についてです。
 中学校で習ったことがある一見すると簡単な英語なのですが、ペーパーテ
 ストで「正解」のお墨付きをもらった経験がある英語であるせいか「間違
 っているわけがない」という“思い込み”のようなものがあり、正しい意
 味を正しく理解していないまま今日に至っているケースがあります。その
 ような代表的な例を『世界で戦う伝わる英語ミーティング』(明日香出版)
 から抜粋しました。正しく理解しているか、念のためにチェックしましょ
 う。

 (1)I'll get there around 11 a.m.と
    I'll go there around 11 a.m.の違い

 ミーティングのアポをとりつけるうえで大切なのが、「何時に会うか」、
 「何時にミーティングする場所に到着しなければならないか」です。上の
 二つの文章は似ていますが、意味するところは、図らずもアポをすっぽか
 してしまうぐらい違います。どのように意味が違うのでしょうか。

 (A)I'll get there around 11 a.m.
 (そちらには午前11時ぐらいには到着します)
 (B)I'll go there around 11 a.m.
 (午前11時くらいにこちらを出ます)

 (A)も(B)も動詞に続く「there」に注意がついつい向いてしまうためか、
 「there」に到着する予定時刻を伝える時に使ってしまいませんでしょうか?
 ところが、(B)の11 a.m.は到着予定時刻ではなく、出発予定時刻を表現
 しています。

 この文を読んでヒヤッとした人もいらっしゃるかもしれませんが、同書に
 よると日本人英語学習者は「そちらには午前11時くらいには到着します」
 と言いたい時に(B)の表現を誤用してしまう人が多いとのことですので、
 メールや電話での伝え方には注意しましょう。ちなみに、下記の(C)(D)
 も「そちらには午前11時くらいには到着します」と到着時刻を表現する時
 に使います。

 (C)I'll arrive there around 11 a.m.
 (D)I'll visit there around 11 a.m.


 (2)I have been expecting you.と
    I have been waiting for you.の違い

 上の二つの文章のうち、前者は丁寧な言い方です。取引先や上司などが遅
 れたときには前者を使います。後者は相手が遅刻したこと叱責する意味を
 含むので、同僚や部下などには使っても構わないものの、取引先や上司に
 は使わないように注意しなければならないのだと同書は言います。両者の
 意味の違いは以下のようになっています。

 (A)I have been expecting you.
 (都合をつけて来てくださって良かったです)

 (B)I have been waiting for you.
 (遅刻しているあなたをずっと待っていたのですよ)


 (3)I've been doing my best.と
    I've been doing the best I can.の違い

 日本人英語学習者の感覚からすると、上の二つの文章の前者と後者に大き
 な意味上の違いがあるようには感じられません。ところが、同書によると、
 意味の違いが大いにあり、前者から比較すると後者は消極的にしか取り組
 んでいない表現です。

 (A)I've been doing my best.
 (ベストを尽くし続けています)
 (B)I've been doing the best I can 
 (できる限りのことしかしていません)



 (4)Let's finish the meeting./Let's wrap up the meeting.と
    Let's end the meeting./Let's stop the meeting.

 時間切れのために「会議を打ち切りましょう」と言いたい時、何と言った
 ら良いでしょうか。日本人の感覚では「Let’s finish the meeting.」と
 言いたいところですが、この表現だと、「打ち切らずに、最後まで終わら
 せましょう」という全く別の意味になります。Finishは打ち切る時には使
 わないのですね。以下のような言い方をします。

 (A)「会議を最後まで終わらせましょう」
 Let's finish the meeting.
 Let's wrap up the meeting.

 (B)「会議は途中ですが打ち切りましょう」
 Let's end the meeting.
 Let's stop the meeting.

 (C)「今日の会議はこの辺で打ち切って、残りの問題点は明日の朝の会議
 に持ち越しましょう」と言いたい時には次のように表現します。
 Let's stop the meeting and finish the rest at tomorrow morning's 
 meeting.


 いかがでしたでしょうか。
 簡単な英語ほど“思い込み”という落とし穴があるものです。自分では
 「間違っているかもしれない」という自覚がないので厄介ですよね。他人
 から間違いを指摘してもらえることもあまりないので、同書のような書籍
 などを読むなどして意識的に矯正するしか方法はないのかなとメルマガ筆
 者は思いました。みなさんは、“思い込み”による間違いを矯正する方法
 を持っていますか?

 ◆ソース◆
 =========================
 『世界で戦う伝わる英語ミーティング』(明日香出版)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4756918387
 pp.66,89,159
 ========================= 

【Vol.249】英語の“議事録”を効率よく作成するワザ

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 今号のメルマガは、会議の議事録作成についてです。皆さんは会議の議事
 録を英語で作成した経験があるでしょうか。“待ったなし”で英語が飛び
 交う状況下で、会議の議事録作成するのは初心者にとっては簡単なことで
 はありません。それでも、「このスキルこそすべてのビジネス・パーソン
 の基本」だと書籍『マルチリンガル式/30日で使いこなせる仕事の英語』
 (かんき出版)は言います。議事録作成を引き受けるメリットとして以下の
 3つを同書はあげています。

 (1)自分自身:仕事に積極的に関わることができるようになる。会議中
    に話されている英語だけでなく、会議の内容についても理解しよう
    とするので、仕事、チーム、会社全体についての理解が深まる。
 (2)参加者との連携:会議に参加している人たちとの連携が取れるよう
    になる。
 (3)社内での自分に対する印象・評価:自分に対して「率先して仕事を
    する人」という良い印象を持ってもらうことができ、高い評価につ
    ながる。

 では、具体的にはどうすれば要領よく議事録を作成できるでしょうか?
 同書からコツを学びましょう。

 ◆議事録には議論された内容すべてを書く必要はなく、
  ひな形を使うと便利

 会議で議論された内容を「すべて記録しなければならない」と考えてしま
 うとハードルは高いですが、すべてを書く必要はまったくありません。
 同書では、典型的なひな形を公開しています。まるっきりの白紙の上に議
 事録を作成するのだと荷が重いですが、あらかじめひな形が存在してその
 空欄を埋めるようにすることで、ハードルをだいぶ下げることができます。

 ひな形の項目は以下のような形です。A4判の大きさの紙1枚に納まる分量
 で、同書の中では表のように罫線で外枠が囲まれています。

 (1)Date/Time (日時)
 (2)Participants (参加者)
 (3)Discussion Topic(s) (議題)
 (4)Decision(s) (決定事項)
   (4-1)D1
   (4-2)D2
   (4-3)D3
 (5)Action(s) (行動計画)

        内容        担当者       締切期限
 (5-1)A1
 (5-2)A2
 (5-3)A3

 (6)Prepared by (議事録作成者)

 実質的には(4)と(5)の空欄を埋めれば完成します。(1)~(3)
 と(6)は会議前に空欄を埋めてしまうことができるので、議事録の半分
 は最初から完成しているようなものです。これなら、心強いですね。

 ◆議事録はその日のうちに作成する

 同書では、会議を開催したその日のうちに議事録を作成して回覧すること
 をすすめる理由として、以下の2つをあげています。

 (1)時間が経つと、会議した内容を忘れてしまいます。これは、議事録
    を書く人に限らず、会議に参加していた人たちも同様です。たとえ、
    聞き漏らしたことがあったとしても、会議を開催した当日中に回覧
    できれば、他の参加がその漏れについて教えてくれることが期待で
    きます。しかし、会議開催から時間が経ってしまうと他の参加者も
    忘れてしまう可能性が大きくなります。
 (2)会議で決定した行動計画にとりかかるのが遅くならないようにする
    ため。多くの行動計画は早ければその日のうちか、遅くとも、次の
    会議までに終わらせなければなりません。締切期限が短いため、担
    当者にも決定した行動計画を早めに知らせておく必要があります。

 著者の新条正恵氏は、先輩から「会議をしながら議事録を作成したらいい
 よ」と教えてもらったと言います。パソコン画面をプロジェクターで投影
 して、会議を進行しながら、同時並行でその場で決まった事項を上で説明
 したひな形の空欄に埋めていきます。最後に決定事項と行動計画を参加者
 全員で確認して会議を終えれば、議事録を確認するという手間も省けます。
 そして、会議の直後に議事録が送られてくるというわけです。
 
 いかがでしたでしょうか。
 メルマガ筆者もまさに「会議をしながら議事録を作成すること」をOJTにて
 教わった経験があります。しかしながら、上で紹介した「議事録のひな形」
 については知りませんでしたので (日本人だけの日本語の会議でしたが) 、
 会議の冒頭から「白い画面を埋めていかなければ」というプレッシャーが
 ありました。「白い画面を何とか埋めなければ」というプレッシャーのた
 めに、会議で議論された内容を「すべて記録しなければならない」という
 “強迫観念”にかられるワナに引っかかりやすくなります。参加者がプロ
 ジェクターに投影された内容を見るわけですし、ひな形の存在を知ってい
 ればはるかに簡単に議事録を作成できただろうと思います。自身が直接議
 事録を作成しないにしても、組織の「定型フォーマット」として提案すれ
 ば、同僚や部下が議事録を作成するのに感じていた負担を減らしてあげる
 ことができるかもしれません。

 みなさんの組織では、会議ごとに議事録を作成していますか?議事録のひ
 な形は存在しますか?


 ◆ソース◆
 =========================
 『マルチリンガル式/30日で使いこなせる仕事の英語』(かんき出版)
 https://www.amazon.co.jp/30/dp/4761272058
 pp.72‐79
 ========================= 
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