【Vol.290】“a mail”それとも“mail”?

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今号のメルマガは、可算名詞と不可算名詞や冠詞がつくか、つかないか
についてです。日本語化されている名詞ほど間違えやすいのですが、
書籍『イメージでつかむ 似ている英語使い分けBOOK』(ベレ出版)から
問題形式で解説します。

(第1問)“a mail”それとも“mail”?
【問題】
「郵便物は届いている?」という日本文にぴったりの英文は以下の
(A)(B)のうちどちらでしょうか?

(A)Have you got a mail?
(B)Have you got mail?

【解答】
正解は(B)Have you got mail?です。
手紙や小包などの郵便物を総称する語であるmailは、基本的には数える
ことができない不可算名詞です。不可算名詞には不定冠詞の“a”がつく
ことはありません。ですから「郵便物は届いている?」は英語で
“Have you got mail?”と言います。

ちなみに、e-mailはmailと同様に当初は“a piece of e-mail”とか
three pieces of e-mailなどと不可算名詞として扱われていましたが、
現在ではパソコンやスマホでやりとりする“手紙”として考え、

Today I got three e-mails.
(今日は3通のe-mailが届きました)

――のように、可算名詞として扱われるようになっていると同書では
述べています。

なお、日本語ではe-mailのことを「メール」と呼ぶ場合も多いことから、
英語にしたときもそのままmailとしてしまいがちですが、電子メールは
明確にe-mailとしたほうが良いとも同書では述べています。

(第2問)“lunch”それとも“a lunch”
【問題】
「軽く昼食をとりましょう」という日本文にぴったりの英文は以下の
(A)(B)のうちどちらでしょうか?
(A) Let's have light lunch.
(B) Let's have a light lunch.

【解答】
正解は(B)Let's have a light lunchです。
lunchは不可算名詞なので、通常はhave lunchです。修飾語がつくと
a light lunch(軽い昼食)、a late lunch(遅い昼食)、an early [a late]
lunch(早めの[遅めの]昼食)のようになります。

これは何もつかないと境界がはっきりしないlunchに対して、何か限定
したり修飾したりするものがつくとそこに周囲との「境界」ができます。
修飾語がついて、ほかと区別ができるような「一食」になるという考え方です。

dinnerも同様に、通常はhave dinnerですが、修飾語がついて特別な
「一食」になると、a delicious dinner(おいしい食事)、a healthy 
dinner(健康的な食事)、a big dinner(たっぷりの食事)、a light 
dinner(軽い食事)のようになります。

その固有の一食「3人分を予約する」というような場合にはa dinner 
for threeになります。一人に対してではなく大人数に食事をご馳走
する場合もhost a dinner、晩餐会を催す場合もgive a dinnerに
なります。人数に関係なくa dinnerになるところに注意が必要です。

(第3問)“in case of”それとも、“in the case of”?
【問題】
「火災の際はこの出口を使ってください」という日本文にぴったりの
英文は以下の(A)(B)のうちどちらでしょうか?

(A)In the case of fire, use this exit.
(B)In case of fire, use this exit.

【解答】
正解は(B)In case of fire, use this exit.です。
不定冠詞(a, an)や定冠詞(the)がつくと、切り取られた中から抜き出した
「輪郭あるもの」を表すことになります。そういった冠詞や指示詞が
つかない場合、切り取られていない「輪郭のない」概念や「虚」を
表すことになります。

したがってin the case ofというのは輪郭のある「事例」を指し、
複数の可能性が存在する中で、そうなることが想定されていたり、
実際に存在する事例つまり、「実」を表します。

一方、in case ofの場合には「虚」を表し、「ないとは思うのだけれど、
万が一、もしもの場合」を表します。ですので、「万一火災の場合には」
を表すときはin case of fireとtheをつけません。

In the caseは実態を表すので、例えば次のように使われます。
In the case of a carry over,
(キャリーオーバーが発生する場合には)
注)キャリーオーバー:帳簿の繰越金。当選者や正解者がなく、
賞金が次回に持ち越されること

In the case of a domestic law,
(国内法については)

いかがでしたでしょうか。1998年に封切りされた古い映画なのですが
『You’ve got mail』(邦題:『ユー・ガット・メール』)という映画が
あったことをメルマガ筆者は思い出しました。AOLというインターネット
プロバイダーのメールサーバーを使ってe-mailを受け取ると、
“you've got mail.”というメッセージが流れました。なんの気なしに
聞いていたので、文法をまったく気にしていませんでしたが、確かに
不定冠詞“a”がついていないですね。みなさんは、mailを不可算名詞
として使っていましたか?


◆ソース◆
================================
『イメージでつかむ 似ている英語使い分けBOOK』(ベレ出版)
https://www.amazon.co.jp/dp/4860645081
pp.27-28, 37-38, 45-46
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【Vol.289】「参加する」の英語“attend”と“participate”の違い

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今号のメルマガは、日本語で言う「参加する」の英語“attend”
と“participate”の意味には大きな違いがあるという話です。
何かの集まりに参加するときの言い回しにはおもに“attend”と
“participate”があるわけですが、両動詞の意味には大きな違いが
あるのをご存知でしょうか。書籍『仕事に効く!ずるい英語表現100』
(宝島社)から両動詞をどのように使い分けたら良いのかを紹介します。

(1)attend
“attend A”=“go to A”(Aに出席する)は、単にそのイベントに
参加するときに使います。
【例文】
I attended my friend’s wedding.
(私は友人の結婚式に参加しました)

(2)participate
“participate in A”=“take part in A”は、そのイベントに
参加することに加えて、何か「役割」を担うときに使います。
【例文】
Everyone must participate in class.
(全員がクラスに参加しなければいけません)
教室で、机に座って黙って授業を聴いていれば良いというのではなく、
クラスの一員として、積極的に発言して授業に参加しなければ
いけませんということですね。“participate”は、“take part in”
とほぼ同じ意味で、分解して考えて「イベントの中(in)で役割(part)を
担う(take)」と考えます。

以下の例文が(1)attendと(2)participateの違いを良く表して
います。

【例文】
A::Are you going to the conference in San Diego?
(あなたはサンディエゴの会議に行く予定ですか)
B:Yes. But I'm attending as an audience member.
(はい。聴衆として参加します)
A:Oh! You're not participating in the lectures?
(ほう、レクチャーする側としての参加ではないのですね)
B:Not this time.
(今回は違います)

ではここで、少しひねった問題をみなさんに出題してみます。
「私は、会社の代表として、そのパーティに出席しました」と
言いたい場合には、“attend”を使うべきでしょうか?それとも
“participate”を使うべきでしょうか。

同書によると英文は、
I attended the party as a representative of our company.
――です。
ただ単に会社の代表という肩書きだけでパーティに主席するだけでは、
会社を代表していると言えどもパーティに参加している大勢の中の
ひとりに過ぎません。具体的に何か「役割」を担っていない限りは、
“attend”を使うのが正解なのですね。あくまで、会議側から見て
何か「役割」を担っているかどうかが問題であって、参加者側から
見た「役割」には依存していないことが分かります。

(3)I can't make it.(参加できない)
「参加する」に関連して、日本人はほとんど使わないけれども、
ネイティブが良く使う慣用表現を紹介します。“can't make it”
(参加できない)という慣用表現があります。直訳では意味を掴み
にくいので、知らないと、聞いた時に、首をかしげてしまうかも
しれませんね。このような言い回しが良く使われていることも以下の
例文で知って起きましょう。

【例文】
A:You're coming to Tom's birthday party, right?
(トムの誕生パーティに来ますよね)
B:Sorry, I can't make it this time.
(ごめん、今回は行けそうもないんだ)
A:That' s too bad.
(それは残念)

いかがでしたでしょうか。
同じ「参加する」と言っても、聴衆者としてただ単に参加するのと、
発表者などの役割を担って参加するというのは、日本語だと意識して
使い分けることはありませんが、言われてみれば確かに大きな違い
ですね。間違った使い方をしてしまうと例えば、「参加してください」
とほかの人に依頼する時など、何かの役割を担うのか担わないのかを
巡って誤解が生じかねません。要らぬ誤解を相手に与えないように
正しい英語を使わないといけませんね。
みなさんは両動詞をきちんと区別して使っていたでしょうか?

◆ソース◆
=================================
『仕事に効く!ずるい英語表現100』(宝島社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4800270618
pp.51、110-113
=================================

【Vol.288】英語で“どんどん口を挟む”きっかけを作るには?

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今号のメルマガは、英語で「どんどん口を挟む」きっかけをどのように
掴んだら良いかという話です。みなさんは、仕事やプライベートで外国人
ばかりの会議や会食に参加することはあるでしょうか。言おうと思って
いたことがあるのに、頭の中で考えているうちに話がどんどん先に進んで
しまってなかなか参加できない――。気がついてみたら発言するタイミングを
逸して“聞き役”で終わったというような経験をしたことはないでしょうか?

外国人がワイワイガヤと会話している状況の中で、英語で他の話者を
押しのけて発言していくのはかなりパワーのいることです。でも、
発言しないのでは自分の存在感を示せませんよね。英語で発言する
チャンスを得るために知っておきたい便利な表現を、書籍『これを
英語で言いたかった-英会話イーオンの名物講師が教える-とても簡単な
通じる英語表現-』(IBCパブリッシング)から紹介します。

(1)他人の発言を受けて、口を挟む

(1-1)~と言えば
他の話者の発言を受けている感じを出しながら、自分も発言することが
できる機会を掴みたいときに使う表現で便利なのは、speaking of~
(~と言えば)です。

自分の言いたいことと関連しているキーワードを誰かの発言の中に
見つけた時がチャンスです。その人が発言し終わった直後に、すかさず
相槌を打ちながら自分の意見を述べます。キーワードを誰も口にして
くれないときは、「それって本当に関連している?」と思われるような
キーワードでも構わないから飛びついてしまってください。「言ったもの
勝ち」です。下の例文では「role model」というキーワードに飛びついています。

【例文】
Yeah, that's so true...Speaking of a role model, I think Mr.Yamada in 
Sales is really well recently.
(本当にそうですね。ロールモデルと言えば、営業の山田さん、最近すごく
頑張っていますよ)

注意点ですが、会話の流れを遮って、口を挟んでいるという事実です。
礼儀として、直前の人の発言に対して相槌を打つ一言を必ず入れるように
しましょう。上の例文では、

Yeah, that's so true...
(本当にそうですね)

という相槌がそれに相当します。

相槌を言っているうちに、発言するチャンスをほかの人に奪われて
しまうかもしれない熾烈な発言競争が繰り広げられている状況も場合に
よってはあるかもしれません。であれば、多少失礼な感じにはなって
しまうのを覚悟して、いきなりspeaking ofで始めてしまうのもやむを
得ないと同書では述べています。心証を害してしまうかもしれないリスクと、
どうしても発言しなければならない必要性を天秤にかけて、いきなり
speaking ofで始めてしまうか、決める必要がありますね。

もう一つの注意点は、同じ会議や会食の場で、何度も何度もspeaking ofと
連発するのは、周りからあまり良い印象を受けないということです。
基本的には、1回だけしか使えない切り札のつもりで、使ってもせいぜい
2回までにしておくようにと同書では述べています。

(1-2)それで思い出したのですが/そう言えば
同じように、だれかの発言に続いて、「そう言えば」と自分の発言を
挟むときに使えるのが、which reminds meです。「それ(直前の話者が
言ったこと)で思い出したのですが」という意味です。1回目に口を挟む時は
speaking of、2回目はwhich reminds meを使うのは良い手です。

【例文】
Which reminds me, I heard Ms. Saito in Accounting is interested in 
working in HR.
(そう言えば、経理部門の斎藤さん、人事部門に移動したがっているみたいですよ)

「相手の発言に触発されて思い出した」という意味ですので、内容が
まったく関連性がないものだと不自然にはなってしまいますが、
発言できずに困っているのであれば、多少は文脈的に苦しくても、
気にせずに口を挟み込むくらいの勇気を持って言ってみましょう。
ほんの少しでも関連していれば「それで思い出した」というのは許容範囲内です。

(2)話題を変えてしまう

(2-1)by the way
話題を変えるのに、最も一般的で、既に皆さんも使っているかも
しれないのがby the way(ところで)という表現です。これなら直前の
発言の内容に関係なく、新しい話題を切り出すことができます。

【例文】
By the way, do you follow Japanese baseball, Mr.Jones?
(ところで、ジョーンズさんは、日本の野球は観ていますか?)

特に、会食など打ち解けている場なら、気兼ねなく話題を切り替えて
しまっても大丈夫です。自分の知らない話題が続いていて、何も発言
できないような状況であれば、このby the wayで、その場の話題を
自分のよく知っている分野に引きずり込んでしまいましょう。
そのときには、上の例文のように質問を振ってみるのが効果的です。

(2-2)by the way以外の表現
by the way以外にも、話題を変えるときに使える表現があります。
以下のようなものです。同じ表現ばかりを使わないように、
バリエーションを持たせることができるといいですね。

【例文】
I know this is off topic, but does anyone know a good local 
restaurant?
(話はそれますが、どこか良い地元のレストランをご存知の方は
いらっしゃいませんか?)

Sorry to change the subject, but do you have any plans after 
this meeting?
(関係ない話ですみませんが、この会議の後、何かご予定はありますが?)

最後にもう一つ便利なのが、before I forget, …(忘れないうちに
言っておきますが…)という表現です。タイミングを逃した発言を
挟む時に便利です。

【例文】
Oh! Before I forget, I have to leave at 8:00.
(そうだ!忘れないうちに言っておきますが、8時までしか参加できないのです)

この表現を、話題を変えるときに使うなら、「聞こうと思っていたのですが」
という感じにして質問するのが良いでしょう。

【例文】
Oh! Before I forget, I wanted to ask you a question.
(そうだ!忘れる前に、みんなに聞こうと思っていたことがあったんだ)

いかがでしたでしょうか。
以前、PEGL[ペグル]のリーダーシップ力トレーニングコースの集合研修で
狩野みき講師が話をしていましたが、意見を述べるという場において
「海外では、机の真ん中にある1つのマイクを我先にと奪い合う競争の
ようなもの」なのだそうです。それが発言する上でのナチュラルな姿勢
であり、日本人がその場に入れば、同様のマインドセットで挑むべきと
いうわけです。みなさんは、どのような英語で口を挟んで、自分が発言する
チャンスを得ていますか?

◆ソース◆
=================================
『これを英語で言いたかった-英会話イーオンの名物講師が教える
-とても簡単な通じる英語表現-』(IBCパブリッシング) 
https://www.amazon.co.jp//dp/4794604769
pp.181-188

PEGL[ペグル] リーダーシップ力トレーニングコース
https://pegl.ohmae.ac.jp/course/leadership/
=================================

【Vol.287】脱・日本人マインド!相手を“叱るとき”の英語

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今号のメルマガは、他人を叱ったり注意しなければならない時に
“型”が存在するという話です。日本人によくありがちと言われるのが、
外国人の部下や同僚に対して「英語だとどうしてもストレートな言い方に
なってしまう」ということです。自分は優しく言っているつもりでも、
相手には必要以上にきつく聞こえてしまうことがあるので、非常に気を
遣いますよね。どんなに頭にきても、「You're stupid!」などと
いきなり怒鳴りつけるのは言語道断なわけですが、みなさんはどのような
言い方をしていますか?

注意しなければならない時でも「相手に対して敬意を持って接するのが
大事である」と書籍『こんなとき英語でどう切り抜ける?』
(青春新書インテリジェンス)では強調しています。そんな方法の一つ
として同書が取り上げている“型”が「PNP(Positive Negative Positive)
Sandwich」という方法です。どのような方法なのか、さっそく同書から
紹介しましょう。

(1)Positive
(2)Negative
(3)Positive

――の順番で一番言いたい(2)Negativeを(1)と(3)で
サンドイッチする(オブラートに包む)だけの方法です。具体的に、
頻繁に遅刻する外国人に注意を促したいというシーンで考えてみましょう。
いきなり遅刻が多すぎることを指摘する前に、まずは逆に時間通りのものを
探してみましょう。言う側も少し冷静になれる効果もあるかもしれません。

(1)Positive
I noticed you always submit your sales report on time.
(売上報告をいつも期日通りに提出してくれていますね)

(2)Negative
However, the records show you were late for work 4 times 
last month, and already 3 times this month.
(しかしながら、出勤記録によると、先月は4回の遅刻がありました。
そして、今月は既に3回の遅刻があります)
I ask you to come on time to work, so that we can assign daily 
tasks efficiently.
(定刻に出勤してください。そうすれば、業務を効率的に割り振ることが
できるようになります)

(3)Positive
But over all, our team values your commitment in doing the work.
(でも、総じて、チームは、あなたの仕事に対するコミットメントを
評価していますよ)
Thank you for making the effort.
(努力してくれてありがとう)

「ずいぶんと甘い」と思うかもしれませんが、同書ではまずは、
上のようなPNP Sandwichの型を使って指摘してみて、遅刻が治るかどうか、
しばらくの間、様子を見ることをすすめています。上の言い方の中での
ポイントは、(2)Negativeのところで「遅刻が多いような気がする」
といった印象で語るのではなく、「先月は4回、今月は3回」という
事実を列挙しているところです。

厳しいことを言ったあとには、(3)のようにpositiveなひと言で
締めくくると、お互いに後味が悪く残らずに済むということですね。
「見捨てているわけではない」という終わり方にしなければなりません。
(3)positiveのところでは、以下のような別の言い方も同書は紹介して
おり、汎用性があるので、いろいろなシーンで応用できそうです。

I'm sure you can do better next time.
(次回はもっとよくできると確信していますよ)

映画や海外ドラマのワンシーンなどでも、このようなやり取りの流れを
見たことがある方も多いかもしれません。特に(1)と(2)のような
positiveに励ますとき、日本人の多くは言う側のこちらが照れくさく
なって歯が浮いてしまいそうになりますが、相手のやる気を削がないように
するためには欠かせない一言です。

いかがでしたでしょうか。
「PNP Sandwich」の解説から、以前に下記のような記事を読んだことを
思い出しました。

『日本は褒めることに関して、欠点や短所を指摘し、頑張らせようとする、
いわば「減点主義」の国と言ってよいだろう。これも一つの文化である。
しかし、その文化の中にいると、親も教師もそれが当たり前になり、
極端な場合褒めるべき時も褒めていない、という事実さえ気付かない恐れが
あると思う。

これに対して、外国の親や教師は子どもたちをよく褒める。
褒めることに関して、欧米はいわば「加点主義」文化を持つ国のようである。

叱る文化を全否定する心算はないが、今の「叱る7」対「褒める3」を、
逆の3対7位を目指したらどうだろうか。』(文末のURL参照)

「PNP Sandwich」なら、まさに「叱る3」対「褒める7」の比率に
できそうですね。みなさんは、他人を注意しなければならない時、
どのようなことに気をつけていますか?また、「PNP sandwich」のような
“型”を何か使っていますか?

◆ソース◆
=================================
『こんなとき英語でどう切り抜ける?』(青春新書インテリジェンス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4413045157
pp.68-72

叱る文化から、褒める文化に転換しよう
http://blogos.com/article/59624/
=================================

【Vol.286】 困った!“初対面の人”との英会話術

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今号のメルマガは、パーティなどで初対面の人と人的ネットワークを
作るきっかけの英語についてです。突然ですが、みなさんは初対面の
外国人がたくさん参加するパーティに参加することは得意でしょうか?
メルマガ筆者の場合、「人的ネットワークを広めたい」と英文の名刺を
たくさん用意するものの、なかなかパーティ前に意気込んでいたように
新しい人脈を作ることができずに、パーティの後で凹むことがあります。

名刺をたくさん用意して、手当たり次第に名刺を交換して、あたかも
“名刺交換会”のようなパーティが日本ではありますが、
書籍『その英語では相手に失礼!30分で身に付くハートが伝わる
英語力』(秀和システム)によると、日本と違って欧米ではパーティで
名刺を交換する習慣があまりないのだと言います。ですから、
日本と違って、いきなり名刺を渡して、名前を名乗って、会社を名乗る
という機会が欧米のパーティではないと考えたほうが良いでしょう。
言い方を変えれば、名刺を交換して会社名や部署名、所在地などを
きっかけに話を展開することが日本では多いと思いますが、その手が
使えないということです。口頭でいきなり自己紹介から始める方法は
ありますが、ほかにもっと粋な方法が欲しいところです。

知らない人が多く集まるパーティで、初対面の人と話すのはなかなか
ハードルが高いものですが、そんな時は“Icebreaker”となるいろいろな
質問をすることを同書では勧めています。話のきっかけとして、
「どのようなきっかけでパーティに参加しているのか?」を聞く方法が
あります。ただし、初対面ですので、英語表現に注意すべき点があります。
同書から紹介しましょう。

(1)どのようなきっかけでパーティに参加しているのかを聞く

《NG表現》
Why are you here?
(なぜここにいるの?)

「今回どうしてこのパーティに来たのですか」と直接的に聞いている
英語なのですが、「あなたはここにいる必要がないのにもかかわらず、
なぜここにいるのか」と少し驚きを持って聞く質問とも取られてしまう
ことがあるので悪い印象を与えてしまいかねません。

《GOOD表現》
What brought you here?
(どのようなきっかけで、このパーティに参加されているのですか?)

上のNGの直接的な表現と違って、こちらであれば相手がパーティに参加
している理由を間接的に聞いているので悪い印象は与えることはありません。

答え方なのですが、例えば、以下のように返答します。

【返答の例】
My friend invited me.
(友達に誘われました)

さらに具体的に実際に友達の名前を言って
My friend, Tom, invited me.
(友達のTomに誘われました)

――のように返答することもできます。もし実際にTomが近くにいたら、

Let me introduce Tom to you.
(トムを紹介しますね)

とTomを紹介するようにTomと前もって申し合わせておけば、人脈の輪が
広がるスピードが上がって一石二鳥かもしれません。

そして、自分がパーティに参加した理由を返答するだけでなく、

How about you?
(あなたはいかがですか?)

と同じ質問を相手にもしてあげて、相手がどのようなきっかけで
パーティに参加したかを聞くことによって、会話を発展させることが
できます。

(2)住んでいる場所を聞く

《NG表現》
Where do you live?
(あなたはどこに住んでいますか?)

これもよく(悪気なく)使ってしまいがちな表現ですが、パーティで会った
初対面の人に上のような質問をすると、遠慮がなさすぎる無礼な質問に
なります。入国手続きの際や、就職面接の際に面接官が聞くのは
問題ありませんが、あまり親しくない相手、ましてや初対面の相手に
急にこの質問をすると、少し尋問をしているイメージになりかねませんので
避けましょう。

《GOOD表現》
Do you live around here?
(この近くに住んでいるのですか?)

上の質問であれば、相手はどこに住んでいるのかを具体的に答える必要が
なくなります。詳細に答えるかどうかは相手の判断に委ねることができる
質問になります。

例えば、カンファレンスなどいろいろな場所から多くの人が集まっている
ような会場では、

How did you come here today?
(今日はどうやってこちらにいらしたのですか?)

――と聞くことによって、どこに住んでいるかを間接的に聞くこともできますね。

By Shinkansen from Tokyo.
(新幹線で東京から来ました)

などという返答が返ってくることが期待できるわけです。

いかがでしたでしょうか?
みなさんは、パーティなどで初対面の外国人と仲よくなるために、
どのようなきっかけを作って話しかけていますか?


◆ソース◆
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『その英語では相手に失礼!30分で身に付くハートが伝わる英語力』
(秀和システム)
https://www.amazon.co.jp/dp/4798051381
pp.20-21、26-27
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