【Vol.281】英単語が出てこない時に、意識すべきこととは?

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今号のメルマガは、日本語にしがみつきすぎないほうが、 英語がスラスラと出てくるという話です。みなさんは、英語で 言いたいのだけれど「英単語を知らない」「英単語が出てこない」と 悩んだことがないでしょうか?書籍『独学英語』(中央経済社)の中で、 著者の中目智子氏は、最初の一語がすぐに出てくるためのコツを教えています。 ◆イメージを基に主語と動詞を決めれば、最初の一語がすぐに出てくる 例えば、下の文をみなさんが話し相手に英語で伝えたいとします。 (1) 来週の金曜日は同僚の送別会なんです。 みなさんは、どこから英語にすることを考えるでしょうか? 日本語の頭から考えてしまうと、「Next Friday、『同僚』は英語で 何と言ったっけ?『送別会』は英語で何と言えば良いのか?」と 行き詰まってしまいがちです。「どこから英語にするか分からない」 と思ったら、(1)の日本語を英語に直訳しようとはせずに、 頭の中をいったんオールクリアして、イメージを浮かべることを 同書の著者の中目智子氏はすすめています。そのときのコツは 「誰の話」というところからイメージすることです。「誰が」という 主語を決めたら、その状態やアクションを頭に思い浮かべます。 (1)の例文の場合は「誰の」予定かというと「I」です。 次に「どうする」を考えます。 「will have a 送別会」。「送別会」というのは要するに何なのかを 単純化して考えるとpartyです。「送別会」の英単語が何であるかに こだわると、そこで行き詰まってしまう恐れがあります。 中目氏はまずごくごく大雑把に説明して、細かい説明を後から 追加していくことをすすめます。後回しにしたほうが良いのは party(送別会)が「誰のための?」「いつ?」と言った説明です。 (2)I will have a party for my friend in our section next Friday. 動詞をgoに変えて、もう一つ別の言い方として、 下のような言い方もできるでしょう。 誰がどうする? I will go →どこへ?   to a farewell party →誰のための? for my friend →どんなfriend? from work →いつ?    next Friday まず「誰がどうする」の部分を言ってしまえば、 あとは補足説明する“お飾り”です。 (3)I will go to a farewell party for my friend from work next Friday. 参考までに「同僚」にはcolleagueとかco-workerという英単語があります。 送別会はfarewell partyですが、思い浮かばずに英単語に困ったら、 単純な英単語で切り抜けます。good by partyでも良いくらいです。 ほかにも、動詞をjoinに変えると以下のようになります。 (4)I will join a farewell party for one of my colleague next Friday. 「誰がどうする」の部分を「自分たちの部署で企画している」と 話し相手に伝えたいのならば、以下のようになります。 (5)We will have a farewell party for one of my colleague next Friday. (2)~(5)はわざと“お飾り”の説明をたくさんつけたような 文章なのですが、本来ならば1つの文に全部の情報を盛り込む必要は ありません。下の文章のように短い文をつなげることもできます。 (6)I will go to a party next Friday. We will say a “Good bye” to our friend. He/She worked with us for ten years. ◆文を噛み砕いて再構築することに慣れると、「英単語を知らない」と 悩む必要がなくなる もう一つ別の例文を紹介しましょう。海外旅行用の英語フレーズ集には、 たいてい、「病院での役立つ表現」が出ています。 その中にありそうな表現を一つ取り上げてみます。 「食欲がないんです」はI have no appetite.と記述されています。 ただし、このappetiteという英単語は、はじめて出会う人もいるでしょう。 新しい英単語としてスッと頭の入ってくるのならば問題ありませんが、 いざというときに、忘れてしまって出てこないこともあるかもしれません。 そんな場合は、その英単語を思い出そうとするよりも、I don’t want to eat anything.であるとか、I cannot eat.と言ってしまうほうが早くなります。 いかがでしたでしょうか。 日本語をそのまま和文英訳しようしたときに、文章をうまく組み立てられない際、 とっかかりになりそうなヒントを紹介しました。言いたいことを頭の中で イメージをして、「だれがどうする」という主語と動詞を決めてしまえば、 スラスラと英語が出てきそうな気がしてきますね。 みなさんは、英語で最初の一言を発するとき、何をとっかかりにしていますか? ◆ソース◆ =========================== 『独学英語』(中央経済社) https://www.amazon.co.jp/dp/4502226416 pp.79-82 ===========================

【Vol.280】使役動詞make/letは、ビジネスシーンで嫌われる?

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今号のメルマガは、使役動詞「make」「let」の使い方を間違うと、
場合によっては「上から目線」と受け止められてしまうので気をつける
必要があるという話です。「make」「let」は、使役動詞と呼ばれ、
「誰かに何かをさせる」という意味合いを含めたい際に使う動詞である
ことを学校の英語の授業で習いました。

書籍『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』(小学館)の中で、
同書の著者でニューヨークタイムズ紙の日本人記者の上乃久子氏は、
使役動詞「make」「let」をビジネスシーンで使わないほうが無難な時が
あるのだと言います。

◆「make」は強制性が強く、上司や社長でさえも、部下に対して
使役動詞を用いない

例えば、オフィスに電話がかかってきたとしましょう。
しかし、電話の相手が話をしたい人物があいにくその場にいません。
この場合、不在にしている人物が自分の上司や社長であっても、
日本語では「折り返し電話させます」と言いますね。これを英語に
直訳するのなら、まさに「make」を使って

(1)I will make him/her call you back.

と言いたくなるところです。しかしながら、使役動詞「make」を使うと
上から目線になってしまい、「横柄やヤツ」と受け止められてしまう
可能性があります。なぜでしょうか?

日本の社会習慣の中では上下関係や“(組織)内”と“(組織)外”に
細かく気を配ります。社内では上司にあたる立場の人物であっても、
対社外になると“身内”のように扱い、敬語は使いませんし、
例え社長であっても上記の(1)のように「使役」を使った表現を
しても問題視されません。

ところが、英語の表現では、仮に上司や社長であっても、部下に対して
使役を用いることはかなり稀なのだと上乃氏は言います。
当然のことながら、部下が上司や社長に関わることで使役を用いることは
ありません。この点が、日本の社会習慣と大きく異なる点なので、
使役動詞の使い方に注意を払う必要があるというわけです。

上記の例のようなケースでは、強制性が強い「make」ほどではなく、
弱め、または中立的な「~してもらう」という意味を帯びたもう一つの
使役動詞である「have」を用いるか、
もしくは「I will tell him/her to call you back」
(電話するように彼に伝えます)と言ったほうが無難です。
「tell」の他にも「ask」を使うこともできます。

◆「make」を使っても良いシーンは対自分の子供

強制の意味合いが強い「make」はどのようなシーンで使われるのでしょうか。
例えば、次の例のように、親が自分の子供に対して用いるのであれば、
問題はありません。

(2)I will always make my children do their homework before 
they go to play outside.
(子供が外に遊びに行く前に、いつも宿題をやらせます)

ちなみに、以下の(3)の表現は、ニューヨークタイムズ紙の上司が
上乃氏に言った言葉です。ジャーナリズムが暗に一般市民に対して
持っている(?)上から目線が表れているとも取れるので、
社員同士のひそひそ話で言った本音なのでしょうね。
日本人は、自分の意見を公の場で主張するのを嫌がる傾向にあるため、
取材で質問をしてもなかなか口を開いてくれない状況に上乃氏が
日々苦戦しているときに上司から諭された言葉です。

(3)Your job is to make Japanese people talk to us.
(君の仕事は、日本人を話させることだよ)

◆「let」には「許可」のニュアンスが含まれ、使い方を間違うとパワハラの恐れ

もう一つの使役動詞「let」についても考えてみましょう、
「let」には「許可」というニュアンスが含まれるのだと上乃氏は言います。
次の例文を見てみましょう。

(4)I let my daughter go her friend’s place by herself today.
(今日は娘を一人で友達の家に行かせました)

このように、対象となる人物((4)ではmy daughter)が何かをしたいのに、
誰か(同I)から許可を得る必要がある場合に「let」が使われます。
つまり、自分よりも目下の相手に対して使う単語であり、会話で「let」を
使う際に気をつけたほうがいいのは、「make」と同様です。

(5)I will let you take a summer vacation.
(夏休みを取らせてあげるよ)

相手が部下だからと言って何も考えずに「let」を使ってしまうと、
あたかも自分の裁量で夏休みを取らせている印象を与えてしまうかも
しれません。この場合は以下のように中立的に伝えるほうが無難です。

(6)You are entitled to take a summer vacation.
(夏休みを取る権利がありますよ)

いかがでしたでしょうか。
同じ使役動詞でも「make」は(相手がいくら嫌だといっても)無理やり
やらせることであり、「let」は逆に「もともとやりたいこと」を
許可するイメージなのですね。学校の英語の授業ではここまでの深い
ニュアンスは教えてもらえないかもしれません。ビジネスパーソンに
なった今だからこそ、マナーを心得た英語を使いたいものですね。

◆ソース◆
===========================
『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』(小学館)
https://www.amazon.co.jp/dp/409310543X
pp.152-155
===========================

【Vol.279】今さら聞けない、ビジネスマンのチップ事情

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今号のメルマガは、ビジネスランチなどのシーンにおいて、
日本人のマナーが外国人からどう見られているかという話です。
書籍『TOEIC400点だった私が国際舞台で“デキる女”になれた理由』
(日本経済新聞出版社)から紹介します。海外出張したりすると、
食事をしながら商談することも多いと思いますが、そんな時に
「異文化を知らないとマナー違反を無意識に犯して失敗しやすい」と
同書は指摘します。もちろん、これは国によってもルールや文化が
異なるため、予備知識も必要となります(文末のURL参照)。たとえば、
チップの文化が根強くあるアメリカをはじめ、すでにサービス料と
して上乗せされているオーストリアやドイツなどの国もあれば、
日本と同様のイギリス・ニュージーランド・オーストラリアのように
チップの文化はほとんどないという国まであります。
今回は、特にチップ制度のある国での異文化マナー事情について、
注意しておかなければいけない事項をいくつか紹介します。


◆「日本人はチップを払いたがらない」と思われると、ビジネスに悪影響を及ぼす

同書によると、お金(チップ)に関して、日本人は「払いたがらない」と
思われているようです。日頃チップを払う習慣のない日本人の多くは、
「払い方が分からない」などの理由をいいことに、払うべき
シチュエーションなのにもかかわらず、払わないこともしばしばあります。
しかしながら、これを接待の場などでやってしまうと、これがビジネスの
命取りになることがあるのだと同書は警鐘を鳴らします。

チップを支払わないと、単に財布の紐が堅いと思われるだけでなく、
サービス提供者や接待した側からしてみると「何が不満だったのか?」と、
ショックを受けることになります。100ドルの支払いのところを、
80ドルしか支払ってもらえなかったのと同じ感覚だと同書は指摘します。
日本人の感覚では、100ドルの支払いのところをチップを加えて
120ドル支払わされるような感じですからギャップがありますね。
「チップの支払いはあくまで任意であって義務ではない」という
頭があり、ついつい軽く考えてしまいがちです。

このようなマナーは、同行者側にも同様に見られています。
「わざわざおすすめの店に連れてきたのだけれど、この店の
サービスの何が不満だったのか?」「食事が不味かったのか?」と
後味の悪さが残るでしょう。

同行者がこれから商売相手になろうとしている場合、「ちゃんと
自分に対して仕事の対価を支払ってくれるのだろうか?」などと
心配されかねません。「某国とビジネスするのはいいのだけれど、
支払いが悪い」などと、自分のことは差し置いてよその国の支払いの
悪さを日本人は噂するわけですが、逆に日本人もそのように外国人から
影で噂されている可能性があるということですね。

他国のビジネスパーソンと同行している場合、しっかりと見られて
いますから、チップを支払うべきあらゆるシチュエーションに注意を
怠ってはなりません。チップを支払うべきシチュエーションなのか
どうか分からない場合、同行者に確認するのはマナー違反では全く
ありません。例えば、タクシーに乗ると、運賃メーターの金額に加えて、
20%のチップを支払うべきシチュエーションとなります。
外国人の同乗者がいたら、「見られている」と思ったほうが良いでしょう。


◆お金の支払い方――割り勘にするのか、ご馳走するのか

国によってはレディファーストが徹底されているため、
ビジネスランチでも女性にはご馳走する習慣もありますが、
初めてのビジネスランチでは、ご馳走はせず、割り勘にするのが
無難な選択です。ご馳走しようとすると、相手から余計な警戒をされて
しまうことすらあります。国によっては「日本人と食事を一緒にすると
すぐにご馳走してくれる。だから誘おう」というようにご馳走して
もらうというお金目当てになり、利用されるだけになることもあります。
習慣の違う国の人に簡単にご馳走することは、かえって信頼関係を
築きにくくすることがあります。


◆知っているようで知らない中華圏の人との食事

中華圏に住んでいる人は、生姜やニンニクが入っている料理は
毎日欠かせない食事です。日本人の感覚だと、ニンニク料理は匂うので、
ビジネス目的の食事の時は遠慮したりしますが、中華圏の人は
気にしないのですね。

中華レストランでは、平気でテーブルクロスを汚すし、鶏の骨などを
テーブルクロスの上に捨て、わざと汚しているような姿も見られます。
どんな資産家やエリートでも、そうする光景が見られたと同書では
振り返ります。これはレストランが最も喜ぶ行為なのだと同書は
述べています。テーブルクロスを汚すのは「美味しかった」という
証拠でもあるそうです。

中国人の知人を一人だけ食事に招待したら、許可なく家族全員を
連れてくることもよくあるようです。中国人にとってみれば、
自分の家族を紹介することに「あなたは親友である、心を許している」
という意味があるからだと同書は記述しています。決してケチで
ずうずうしいというわけではありません。メルマガ筆者も中国人と
食事に行った時、我々だけなのかと思ったら、何の事前の連絡もなく
全然知らない人(相手の家族や友人)も大勢一緒だったりして驚いた
経験を何度かしています。その人たちは特にビジネスに関係がある
わけでもないので、「せっかくのおいしい食事の機会なのでついでに
呼んだのかな」ぐらいに考えていました。彼らは彼らで話が弾んで
いましたし、その輪の中にメルマガ筆者が割って入って積極的に話す
こともなかったのですが、「あなたは親友である、こころを許している」
という意味があることをその時に知っていれば、全然違う対応を
していたと思います。

いかがでしたでしょうか。
その他、ドレスコードに関してカジュアルか正装(スーツ)かというのも
国によって違うと同書では書いています。みなさんはどのような
異文化や習慣の違いを経験していますか?

◆ソース◆
===========================
『TOEIC400点だった私が国際舞台で“デキる女”になれた理由』
(日本経済新聞出版社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4532176158
pp.178-181

チップの習慣のある国・ない国
http://www.compass-j.com/sp48.html
===========================

【Vol.278】異文化的背景から学ぶ、日本語 VS 英語表現

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今号のメルマガは、英語の表現に潜む異文化的な背景についてです。
英語と日本語の言い回しの違いが、お互いの文化的な違いに
起因していることがあります。そのため、日本語を直訳しても、
英語の言い回しとは異なってしまうことがあります。書籍『本気で
英語を話したいあなたのための“英語筋”トレーニング』(サンライズ
パブリッシング)の中で、英語の表現に潜む異文化的な背景について
触れています。

◆レストランで予約するのは「席」それとも「テーブル」?

例題で考えてみましょう。レストランを予約する場面を想像してみて
ください。

Q:「(レストランを)予約できますか?」と、レストランの予約受付
担当者に対して英語でどのように伝えますか?

パッと英語が思いつくでしょうか? 実際に使われる表現は
下のようになります。

A:I'd like to book(reserve) a table.

直訳すると「テーブルを予約したいのですが」になります。
同書が着目するのが「テーブルを予約する」という表現に対する
違和感です。

おそらく、日本人であれば、予約する対象は「テーブル」ではなく、
「レストラン(の客席)」あるいは「席」のほうがしっくり来るのでは
ないかと思います。日本では「何人分の席を確保する」という感覚が
浸透しています。それに対して英語圏では(席よりも)「食卓(テーブル)
を確保する」と意味合いが強いのだろうと同書は言います。

テーブルに関連する言い回しで
Can you set the table?
(食卓を用意して)

という表現にも同書は言及しています。家で、皿やナイフやフォークなどの
食器を用意するように誰かに伝えたり、レストランで店員にお願いしたり
するときの表現ですね。

レストランでは、使わないと思われる複数の種類のグラスやフォークや
ナイフがテーブルの上に綺麗に並べられているというのが英語圏の文化
ですね。注文した後で、使わないグラスやフォークやナイフを
ウエイターやウエイトレスが回収します。英語圏の人はレストランの
テーブルに一番の意識が向いているのかもしれません。

一方、日本人の場合は、寿司店のカウンター席もありますから、
「予約する」という言葉から無意識的に椅子を思い浮かべているかも
しれませんね。日本語の場合、「席を予約する」という言い方のほうが
「テーブルを予約する」という言い方のよりもしっくり来ます。
レストランを予約した時、テーブルの上に置いてあるプレートなのにも
かかわらず表示は「予約席」であって、「予約テーブル」という
プレートにはお目にかかったことがありません。

この感覚の違いは、簡単には埋めることは難しく、英語圏の文化で
長年生活してきた人でなければ“book a table”を感覚で理解するのは
難しいというのが同書の指摘です。

◆「私にあなたの話を聞かせて!」は“Please tell me your story!”か?

もう一つの例文を同書は紹介しています。

Q:「私にあなたの話を聞かせて!」と、英語でどのように伝えますか?

おそらく“Please tell me your story!”のようになると考えるのでは
ないでしょうか?しかし、実際は以下のようになるのだと同書は言います。

A:Do you want to tell me your story?

「なぜ疑問形になるのか?」「『あなたは私にあなたの話を聞かせたいか?』
というよりも、『私のほうがあなたの話を聞きたい』のだけれど?」と
いうのが日本人的な感覚で、上の英語は違和感がある言い回しです。
みなさんも、このような文化的な感覚の違いをなんとなく感じ取れる表現に
出会った経験があるかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。
メルマガ筆者は以前に中国語を語学学校で習っていたことがあり、
その時のことを思い出しました。ロールプレイで「中国語が上手ですね?」
という中国人の先生の問いかけに対してメルマガ筆者がストレートに
「ありがとうございます」と中国語で即答したら、それは「不正解」で
「いえいえ」と謙遜して答えるようにとの指摘を受けたことがあります。
日本と同じで、褒められても謙遜して答えるのが「正解」な場面でした。

みなさんは、英語や外国語を使って話している時、文化的な違いを感じた
ことがありましたか?どのような場面で文化的な違いを感じましたか?
「目に見える異文化」以外にも、このような背景を感じ取りながら相手と
コミュニケーションを取ることは、ビジネスをする上でも重要だと
言えそうです。


◆ソース◆
===========================
『本気で英語を話したいあなたのための“英語筋”トレーニング』
https://www.amazon.co.jp/dp/4434229354
pp.77-82
===========================

【Vol.277】基本的な4つの動詞の「絶対感覚」とは?

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今号のメルマガは、基本的な動詞、take、get、do、makeのニュアンス
についてです。書籍『たった7つの動詞ではじめる奇跡のすらすら英会話』
(JTBパブリッシング)では基本的な動詞の使い方を解説しています。
その中から、知っていそうで知らないニュアンスについて、解説します。

(1)「take」と「get」のニュアンスの違い
(1-1)電話が鳴っていて「私がその電話を取るよ」と言いたいとき
(1-2)買い物で「それください」と言いたいとき

それぞれ、下のどちらの英語を使うでしょうか?

I'll take it.
I'll get it.

正解は以下のようになります。

(1-1)電話が鳴っていて「私がその電話を取るよ」⇒I'll get it.
(1-2)買い物で「それください」⇒I'll take it.

同書によると、takeのニュアンスは、「これ!」と目の前から選んで
取っていく=買いますというワードイメージということです。

【「take」をつかった例文】
Do you have any information on this place?
(ここの案内はありますか?)
Yes, please take some brochures.
(パンフレットをお取りください)

Who took my pens?
(だれがぼくのペンを取った?)
I'm sorry. I thought it was mine.
(ごめん。僕のかと思った)

(2)「do」と「get」のニュアンスの違い
家事や掃除など、何かを綺麗に「する」と言いたいとき「do」を使います。
「do」+「綺麗にする対象」でいろいろな場面に使えます。

【「do」+「綺麗にする対象」の例文】
do the laundry
(洗濯する、洋服を綺麗にする)
do the floor
(床掃除する、床を綺麗にする) 

自分の髪やネイルなど身だしなみを整える、ビューティ系のシーンでも
「do」を使います。

【「do」+「綺麗にする体の一部」の例文】
do my hair
(髪をセットする、整える、結う)
do my nails
(ネイルを綺麗にする、整える)

似たような言い方で、「get」を使った言い方が別にあるのですが、
「do」+「綺麗にする対象」とのニュアンスの違いを感じることが
できるでしょうか?

【「get」+「対象」+「変化の様子を表す語」の例文】
get my hair done、get my hair cut
(髪をセットする、髪をカットする)
get my nails done
(ネイルする)

「get」+「対象」+「変化の様子を表す語」の語順で表現すると、
専門的な職業の人(プロフェッショナル)に「~してもらう」意味
になります。それに対して、他人(専門家)に頼るのではなく自分
でする場合は「do」+「対象」という表現で使い分けるわけですね。

(3)日本人になじみの薄い「make」の使い方
同書によると、makeには「~の時間に間に合う」という意味があり、
英会話の中にしょっちゅう登場するのだといいます。makeに
「~の時間に間に合う」という意味があることを知らないと、
makeを違う意味にとらえてしまって誤解の元になりそうですね。

【「make」の例文】
I can't make the dinner on time.
(ディナーの時間に間に合わない)

How was your meeting today?
(きょうのミーティングはどうだった?)
I couldn't make the meeting.
(間に合わなかったんだ)

Were you able to get home last night?
(昨日は家に帰れましたか?)
Yeah. I just made the last train.
(はい、ちょうど終電に間に合いました)

ちなみに、I can't make the dinner on time.の文章ですが、
「時間通りに夕食を作れない」と言うのであれば、「the」を抜いて、
以下の文章にするということです。

I can't make dinner on time.

いかがでしたでしょうか。
同書の著者の中野敬子氏は、防衛省に入省して2年目に防衛大臣の通訳に
大抜擢されたと言います。「自分の英語で国と国との複雑な交渉を
行っても大丈夫なのか?」と不安でいっぱいでしたが、実際にその職務に
ついてみると使っている英語は、中学レベルのようなシンプルなもの
ばかりだったと言います。シンプルな英語を使いこなすために、基本的な
英語の核とも言えるような「絶対感覚」を体に染み込ませる必要があると
述べています。シンプルであるがゆえに、英語が持つ、日本語とはまた
異なる細かなニュアンスまで直感的になかなかピンと来にくいのも
事実かと思います。

みなさんは、基本的な動詞の「絶対感覚」を体に染み込ませて
使いこなしていますか?


◆ソース◆
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『たった7つの動詞ではじめる奇跡のすらすら英会話』
https://www.amazon.co.jp/dp/4533118003
pp.11-12、28-29、40-41、54-57、94-95
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