【Vol.276】ビジネスにおいて“英文法”の必要性とは

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今号のメルマガは、英文法についてです。英語に限らず、外国語を学ぶ際に、
文法を習得する際に重要なカギになります。

◆語学の才能に恵まれた人ですら、文法の徹底的な学習を行っている

英語を学ぶにあたり、仮に「ずっと初級のままで良い」「ごく単純な会話が
できることが目標のすべてである」「短い英文のみを学習対象としたい」
ということであれば、文法をそれほど重視しなくても良いのかもしれませんが、
確実にレベルを上げていくことを目標とするのであれば、膨大な量の文法の
学習が、絶対といえるほどに不可欠であると書籍『一生モノの英語力を身に
つけるたったひとつの学習法』(講談社+α新書)は指摘しています。

文法を大量に学ぶ必要があるということは、語学に関して普通の才能を持つ人
に当てはまるだけではありません。語学の才能に恵まれた人ですら、高度な
英語力を獲得するためには、文法の徹底的な学習を行わなくてはならないのだ
と言います。文法を徹底的に学習することなく、「英語ペラペラになろう」
というのは幻想なのですね。

ネイティブスピーカーは、膨大な量の文法知識を用いながら、英語を駆使して
います。よって、彼らが書いたり話したりするものを理解し、また彼らと
“まったく同じように”書いたり話したりするためには、われわれも、
ネイティブが持っているのと同じだけの膨大な量の文法知識を獲得しなければ
ならないと言うのが同書の著者の澤井康佑氏の主張です。

しばしば、「学校英語は使えない」「受験英語は時代遅れの英語で役に立たない」
というような言葉を耳にしますが、「事実は反対」なのだと澤井氏は指摘します。
同書の中では“学校英語”“受験英語”の英文法が「大変役に立っている」と
いう英語の達人の証言を同書は載せています。

文法は重要なのですが、メルマガ筆者の意見ではそれだけでは不十分です。
文法知識が錆び付いているビジネスパーソンが、例えばFinancial Times紙に
書かれている、勝手知ったる自社についての記事を読むのと、文法知識の量が
最高潮に達している大学受験生が同紙を読むのとでは、どちらが内容を正確に
把握できるかというとビジネスパーソンに軍配が上がるだろうと思います。
記事の内容について多くを語ったり、質問に答えたりして話し相手の興味を
惹きつけることができるのも当然ビジネスパーソンに軍配が上がるだろうと
思います。文法知識は重要ですが、錆び付いている文法知識を、「補って
余りあるヒジネスの知識でカバーすることは十分に可能」とみることは
できませんでしょうか。

――それでは、同書で触れられている内容に入っていきたいと思います。


◆英文法の学び方:順序立てて理解するとわかりやすい

英文法を学ぶ時、理解しやすく学べる順番があるというのが澤井氏の主張です。
英文法を学ぶ順番というのはほとんど意識していませんでしたが、
以下の例のように確かに理解しやすいことが分かります。

次の3文を見てください。

(1)The boy is singing on the stage.
(その少年はステージの上で歌っている)

(2)The boy singing on the stage is Bob.
(ステージの上で歌っている少年はボブだ)

(3)The boy who is singing on the stage is Bob.
(ステージの上で歌っている少年はボブだ)

(1)は進行形の文です。
(2)のsingingは「現在分詞」と呼ばれるもので、ここからはじまるまと
まり(singing on the stage)が、前の名詞(boy)を修飾しています。
(3)のwhoは「関係代名詞」で、これによりまとめられている部分
(who is singing on the stage)の内側に進行形の文があります。
(2)の文は、(3)の文からwho isが省略されたものだと考えることが
できます。よって、(2)は(3)を出発点にして考えれば理解しやすく
なります。この3文は(1)⇒(3)⇒(2)の順序で教えてもらうと
よく理解できます。

次の3文の例も同じです。

(4)This poem was written by Poe.
(この詩はポーによって書かれた)
(5)This is a poem written by Poe.
(これはポーによって書かれた詩だ)
(6)This is a poem which was written by Poe.
(これはポーによって書かれた詩だ)

(4)の文は受動態です。
(6)のwhichは、(3)のwhoと同じく関係代名詞です。(6)のwhich 
was written by Poeには受動態の文があります。そして(5)は、
(6)からwhich wasが省略された文章だと考えることができます。
よって、この3文もやはり(4)⇒(6)⇒(5)の順序で教えてもらうと
よく理解できます。

現在分詞や過去分詞が出てくる英文法――「途中でわけがわからなくなって
挫折した」という苦手意識も持ってはいないでしょうか?必要となるプロセス
を飛ばしたり、前後関係を逆転してしまった場合に混乱したり、学習がそこで
ストップしてしまうことが起きるのだと澤井氏は指摘します。
澤井氏が執筆した『一生モノの英文法』(講談社現代新書)は、従来の文法書の
配列にこだわることなく、それぞれの文法項目の相互関係を見抜いて、
無理なく英文法全体を習得できる順番に各項目を再配列した文法書だという
ことです。

いかがでしたでしょうか。
文法も重要ですし、グローバルビジネス上では文法を鍛えるだけでは結果を
出せないので並行してプラスαのスキルを磨くことも重要です。学ばなければ
ならないことは盛りだくさんですが、みなさんは配分をどのように工夫して
いますか?

◆ソース◆
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『一生モノの英語力を身につけるたったひとつの学習法』
(講談社+α新書)
https://www.amazon.co.jp/dp/4062729814
pp.14-40

『一生モノの英文法』(講談社現代新書)
https://www.amazon.co.jp/dp/4062881586
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【Vol.275】日本の時間感覚 VS 米国の時間感覚

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 今号のメルマガは、「米国人は短期間で2者(国・人)間の良好な関係の成
 果を出したがる」という話です。短期間というのはだいたい約3か月ぐら
 いだと考えられます。日本人的な感覚からするとかなり短期間です。しか
 も、約3か月ぐらいの短期勝負で成果を出さないと、その後にいくら時間
 をかけても手遅れで、米国人とは長期的に良好な関係も築くことができな
 い恐れがあるという話です。はたして、これは本当なのでしょうか?

 日米間のビジネスに30年以上携わってきた米国人ルース・マリー・ジャー
 マン氏が著書『魔法の切り返し』(洋泉社)の中で、自身の会社(ジャーマン
 ・インターナショナル社。ここではJ社とします)が、日本企業B社にパート
 ナーシップ(業務提携)契約を持ちかけた時の話を振り返って記述していま
 す。そのエピソードが、はじめの 約3か月をいかに重視しているかという
 米国人側から見た時間感覚を掴む際に参考になります。


 ◆関係を「見切る」判断のタイミングが約3か月と早い米国の時間感覚

 ジャーマン氏は、J社が提供するビジネス内容に自信がありましたが、新し
 いパートナー(日本企業)B社と実績を築くには、相手方のビジネスを熟知し、
 社内のシステムや力関係を覚えることなどに時間が必要になることを熟知
 していました。そのため、実績がすぐに出せるかどうかは確約できない旨
 を慎重にB社に説明したうえで、パートナーシップ契約を持ちかけたわけで
 す。相手企業B社の立場に立ってみると、J社といきなりパートナーシップ
 契約を結ぶことにリスクがあるように感じるだろうとジャーマン氏は考え、
 パートナーシップ契約自体にフレキシビリティが高いことをアピールすべ
 く「最初の契約期間は3か月のみで大丈夫ですよ」と説明したわけです。

 もし、3か月の間に「うまくいっていない」というような判断がB社から下
 されたら、J社とのパートナーシップ契約を容易に解約できるような形態
 をとりました。ジャーマン氏は、お付き合いする相手B社にとって、短期
 で解約できるような「フレキシビリティ」がJ社の「付加価値になる」と
 考えたつもりでした。B社にとってJ社を切りやすい状態にするほうがリス
 クが少なく、パートナー契約を締結するにあたり「安心」する材料になる
 だろうとジャーマン氏は考えたわけです。米国で育ったジャーマン氏がそ
 のように考える背景は以下の通りです。

 米国人はいかなる状況でも「勝ちにいく」ことを「良し」とします。「ど
 の場でも一発勝負」という思いが一般的だと言います。どんどん実績を積
 んで早く経営トップの地位に立つことを理想とするために、すぐに相手に
 「YES」と言わせることを重要視します。「この場、このポイント、この
 モーメント」に集中し、長期的な視野でものごとをとらえるよりもワンス
 テップずつ、一発勝負を重ねていく、というのが米国型のビジネスの信条
 です。ですから、ジャーマン氏の提案が「3か月であっさりパートナー契
 約を打ち切られるかもしれないけれど、だからこそJ社は勝負をかけにき
 ているのだ」というガッツとしてB社には評価してもらえるとジャーマン
 氏は考えたのです。

 このエピソードを裏返して考えると、仮にジャーマン氏が逆の立場だった
 ら、3か月で成果が得られない場合、パートナー契約をあっさり切る可能
 性を無意識的に頭の中に置いていることの表れとも読めないでしょうか。


 ◆「100日計画」が頓挫した米中経済対話

 メルマガ筆者が同書のエピソードを読んで想起したのが、7月の中旬に米
 国ワシントンで開催された米中閣僚級同士による第1回包括経済対話です。
 同対話が行われた3か月前の4月の米中首脳(トランプ大統領と習近平国家
 主席)の会談で、米国の対中貿易赤字の是正を「100日」で成果を出すと合
 意した計画を受けて、具体策を示すべく行われたのが7月の包括経済対話
 です。同対話終了後に予定されていた共同声明も会見も中止され、協議は
 平行線のまま合意に至らなかったと報じられています。

 長期的に考える日本人的な感覚からすると、その場で決着を付けることに
 固執せず、第1回包括経済対話は「顔合わせ」程度とし、第2回包括経済対
 話で解決する方向に向けて交渉が引き続き継続されるのかな程度に軽く考
 えてしまいます。GDP世界1位と2位の国なのだから、両国とももっと
 “大人”になって、仮に成果がないとしても、共同声明も会見も形だけは
 行い、当たり障りのない成果でお茶を濁して、表向きは「大きな成果があ
 った」かの如くに見せかけて終わればいいのにというのが日本人的な感覚
 なのではないでしょうか。

 同書を読むと、米国人的な考え方はそれほど甘いものではないことがわか
 ります。ジャーマン氏の記述を包括経済対話に当てはめるとすると、100
 日(約3か月)で全エネルギーを傾けて、米国の対中貿易赤字の是正すると
 いう問題を解決することを目指したのだけれど、どうしても問題点をクリ
 アすることができず、1発勝負に失敗し、本件は決裂してしまったのだと
 も読むことができます。

 いかがでしたでしょうか。
 仕事するうえでは、たとえば上司が米国人なら、認めてもらうにはスター
 トダッシュの3か月で成果を出すことが重要だと考えますが、みなさんは、
 この米国的な時間感覚についてどう考えますか?


 ◆ソース◆
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 『ビジネス英語魔法の切り返し』(洋泉社)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4800312035
 pp.94-97
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【Vol.274】ビジネスで必要な“教養のある英語”とは?

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 今号のメルマガは、“教養のある英語”についてです。
 日本語で話したり、日本語の文章を読んだりすると、言葉の端々にそこは
 かとなく漂う教養の香りを嗅ぎ取れることがあります。それと同じように、
 「“教養のある英語”というものも存在するはずだ」と、みなさんも感じ
 たことはありませんか?では、“教養のある英語”とはどういうものなの
 でしょうか?また、私たちは“教養のある英語”までマスターする必要が
 あるのでしょうか?“教養のない英語”よりは“教養のある英語”を使え
 るほうが良いに決まっていることは直感的に理解できますが、雲を掴むよ
 うな話ですので具体的に探ってみましょう。

 東京大学大学院教育学研究科教授の斎藤兆史氏が著書『めざせ達人!英語
 道場』(筑摩書房)の中で“教養のある英語”の概念や、またそれを身につ
 ける方法について解説しています。同書では「教養のある英語表現」につ
 いても若干言及していますが、本メルマガでは英語自体の使い方というよ
 りも「その中身」が教養の有無を匂わせるという話が中心です。

 斎藤氏は「教養なるものは簡単に定義できるものではない」としたうえで、
 教養のある英語を身につけるためには、「文学的な文章を多読することが
 必須の修業法となる」としています。“教養のある英語母国語話者の言語
 共通基盤としての文学作品”として邦題『高慢と偏見』『小説の技巧』
 『幸福論』などをあげています。斎藤氏はまた「文学的な文章といっても、
 かならずしも詩、小説、戯曲の文章ばかりではない。昔話、伝記、自伝、
 歴史書、評論、随筆などなど、読者の教養を刺激し、それを高めてくれる
 文章はいくらでもある。ものによっては、科学を扱った書物のなかにも教
 養に資するものがある」としています。

 メルマガ筆者は「教養のある英語を身につけて何の役に立つのか」が気に
 なるところです。斎藤氏自身、役に立つことを目指して勉強してきたこと
 はないし、教室で接する学生たちには、「安直な実用性を求めないように」
 と指導するようにしていると言います。とはいえ、かつて一度だけ、ある
 切羽詰った状況の中で、「品格」と「教養」を意識して英語を発し、はか
 らずも実利を得たことがあると言い、同書のコラムの中で以下のようなエ
 ピソードを披露しています。

 ◆格調高いイギリス英語が英国到着日夜の空腹を救う?

 斎藤氏が渡英したときのこと、ノッティンガム大学の寮に夕刻たどりつい
 たところ、大学の食堂が運悪くフォーマル・ディナー(英国の大学が学期
 の節目節目に教授陣と寮生が一緒に食事する正式イベント)の日で、通常
 の営業を行っていませんでした。スーツケースを引きずり、ほかに食事す
 る場所のあてのない斎藤氏は、食堂の係の人と斎藤氏は交渉を始めました。
 できる限り格調高いイギリス英語で

 Excuse me, I'm Professor Saito from the University of Tokyo.

 と名乗り、「フォーマル・ディナーの日であることを知らずに来てしまっ
 た。ここで食事を摂らせてもらえないだろうか」と頼み込んだと言います。
 そして、フォーマル・ディナーを無事に食することができてピンチを乗り
 切ることができたというエピソードです。「あのときほどきちんとした英
 語を身につけておいてよかったと思ったことはない」と斎藤氏は振り返り
 ます。どのような交渉だったのかという具体的な英語に興味あるところな
 のですが、それについては同書では触れられていません。

 例えば仮にメルマガ筆者が格調高いイギリス英語でいくら交渉しても、受
 け入れてはもらえず、斎藤氏が「Professorである」と名乗ったことが、
 一番効果が高かったであろうことが想像できます。交渉相手は大学の食堂
 の係の人です。他国の初見の大学教授とは言え、大学教授の斎藤氏に対し
 て配慮があったのは当然の出来事だったように第三者からは見えます。

 いかがでしたでしょうか。
 斎藤氏は「英語の教養を身につけていなければ、理解できない会話や文章
 は多く、また深いところまで話すことができない」と言います。「英語を
 理解するのに文学は必要なのか?」と懐疑的に考えるメルマガ筆者のよう
 な人間に対して、コーヒーのチェーン店スターバックスの例を斎藤氏はあ
 げます。スターバックスの名前がハーマン・メルヴィルの名作『白鯨』に
 登場する理知的な登場人物Starbuckに由来し、スターバックスの命名の裏
 にある“精神”に何ら興味を示さない人たちに対して不満を同書の中で述
 べています。

 実践ビジネス英語講座(PEGL)のリーダーシップ力トレーニングコースの科
 目である、「グローバル・リテラシー」を担当する麻生川講師は、教養の
 重要性について、「様々な国のリーダーと対峙していくためには、趣味や
 スポーツの話ではなく、文化的な基礎、すなわち、その国の『宗教・習慣
 ・歴史・言語・芸術』を理解した上での会話というものが、リーダー自身
 の品格を表す」と述べています。斎藤氏が語るスターバックスの例を含め、
 英語表現よりも、自分の知識・理解が試されることで、“教養のある英語”
 か否かが問われると言っても過言ではないかもしれません。
 みなさんは、どのように考えますか?


 ◆ソース◆
 ============================================
 『めざせ達人!英語道場』(筑摩書房)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4480069550
 pp.3、16、21、48-51、93-96

 リーダーシップ力トレーニングコース
 http://www.ohmae.ac.jp/ex/english/campaign/leadership/
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【Vol.273】英語資格“三冠”達成者のマインドセット

本メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

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 今号のメルマガは、英検やTOEICを定期的に受験し続けることが英語力を
 向上させるという話です。英検1級、TOEIC990点(満点)、通訳案内士の
 「英語資格三冠」達成者で、現役英語教員である西田大氏の著書『英語力
 はメンタルで決まる』(アルク)から、英語資格試験を定期的に受けること
 による英語力向上法を紹介します。西田氏自身がどんなに忙しくても、
 1か月に1回は受験するというサイクルを直近10年守り続けていると言いま
 す。普通に考えると、英検1級やTOEIC990点はゴールであり、1度でもゴー
 ルを達成してしまえば、同じ試験を受験し続ける必要がないように思えま
 す。しかしながら、西田氏は同書の中で、「1か月に1回の受験」を読者
 に勧めています。その理由は以下のように書かれています。


 (1)学習成果を「数値化」してモチベーションを維持する

  受験することで、自分の現時点での実力や成長の度合い、学習の進捗度
  を把握することができます。数値の形で「見える化」すると、漠然とし
  ていた目標が明確化し、モチベーションアップへとつながりやすいとい
  うわけです。「仕事で英語を使いたいなぁ」「いつか英語が話せるよう
  になりたい」といった漠然とした目標が「あと○点取れたら、海外営業
  職の要件を満たすことになるので、募集があったらエントリーできるよ
  うに頑張ろう」「この点数ならばインプットはある程度は完成しつつあ
  るから、次はアウトプット力を鍛えるべくオンライン英会話を受講して
  みよう」という、次のステップに上がるための力になってくれます。
  また、TOEICのようにスコアが細分化されていれば、前回と同じスコア
  を取る確率は低いので、前回受験時と比べた現在の自分の学習状況の良
  し悪しがはっきりします。この試験結果が、その後の英語学習に対する
  モチベーションアップへとつながります。
  西田氏はもし何らかの理由で受験できなくなったら、英語学習のモチベ
  ーションを維持し続けることは限りなく不可能になるだろうと述べてい
  ます。


 (2)常に「試験1か月前」という追い詰められた状況に自分を意図的に
    置く

  例えば、ただ漠然と英語を勉強しているAさんと、3日後の大切な試験の
  ために勉強しているBさんがいるとします。この二人のどちらのプレッ
  シャーが強いかと言えば当然Bさんです。この状況を意図的にできるだ
  け多く作り出せれば、英語学習に弾みがつきます。
  西田氏自身の経験から、1か月に1回は受験することを勧めています。
  「回数が多すぎるのではないか」と思ってしまいますが、1年を通じて
  常時「試験1か月前」という状況を強制的に作り出すべきだというのが、
  西田氏の意見です。試験が1か月以上先だと、どうしてもプレッシャー
  の強度が落ちてしまうからです。「危機感」に煽られた状況のほうが、
  人間に強い気持ちを与えるというわけです。
  メルマガ筆者は“試験アレルギー”を持ってしまっているので「いやぁ、
  受験するなら、もう少ししっかり準備してから」と言いたくなります。
  そう言いながらしっかり勉強して、実際に受験することは永遠にないわ
  けですが、試験は準備してから受けるものではなく、むしろそれとは逆
  で、受験を申し込むことで、それに向けて準備勉強をせざるを得ない状
  況を強制的に作り出してくれるという“西田法”は逆転の発想ですね。


 (3)問題の質が高いので、試験対策が即英語力向上につながる

  英検やTOEICは他の試験を凌駕する素晴らしい問題が出るのだと西田氏は
  言います。出題される問題文や設問そのものが良質なので、試験対策が
  即英語力向上につながります。使用頻度の低い語彙やネイティブ・スピ
  ーカーが知らないような語彙が出てくることはないので、無駄な学習に
  時間を割かずに済みます。公式問題集の問題を解き、解説を読んで「終
  わり」では勿体無く、実用度の高い語彙や表現の宝庫なので、設問とは
  関係のない部分までしっかりと理解することを西田氏は勧めています。
  問題文を読んでいて分からない英単語に出会ったとしたら、それは今後
  覚えるべき英単語だと言えます。

 いかがでしたでしょうか。
 西田氏は長年の英語教師としての経験から多くの英語学習者に接してきま
 した。英語の勉強に励んでいる100人の社会人がいると仮定します。
 「何となく、英語ができればいいなぁ」と思っている人が80人。強い気持
 ちで「英語をモノにしたい」と考えて頑張っている人が17人。「英語力を
 絶対高める!」と死に物狂いで頑張っている人はわずか3人です。
 この100人中3人に入る気持ちで頑張らなければ、他の人と異なる結果はつ
 いてきません。英検1級、TOEIC満点を取りながら、なお毎月英検やTOEIC
 を受験するぐらい自分で自分を追い詰めているという凄みを西田氏に見ま
 した。「英語資格三冠」を達成するだけでも雲の上の存在ですが、上には
 上がいるものです。

 この夏休み、みなさんは西田氏のような「100人中3人」に入ると胸を張れ
 るほど英語の勉強に専念する覚悟はできますか?

 ◆ソース◆
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 『英語力はメンタルで決まる』
 https://www.amazon.co.jp/dp/475742874X
 pp.22-26、53-54、70-72
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【Vol.272】英語学習に必要な“間違える回数”とは?

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 今号のメルマガは、英語を習得するために、なるべく短期間で「100万個
 の間違い」をおかしなさいという話です。

 学校時代の英語の授業を思い出してください。1時間の授業で、やたらと
 数多く10回も挙手して発言するのは良いのですが、10個の間違いをおかす
 生徒Aと、慎重に1回だけ発言して、間違いをおかさない生徒Bがいるとし
 ます。みなさんでしたら、AとBのどちらの生徒になりたいと考えていたで
 しょうか?「Bのように発言回数は少ないけれど、間違わない生徒になり
 たい」と考えたのではないでしょうか。その理由なのですけれど、AとBな
 ら、Bのほうが高い成績をつけてもらえる“優等生”と考えたからではな
 いでしょうか。それに、Aのように1時間の英語の授業で10個も間違えるこ
 とを「恥」として「恐れ」、何としても避けようという態度に出るのでは
 ないでしょうか。

 さて、書籍『英語は“速く”間違えなさい』の著者で30カ国1000人以上の
 生徒に英語を教えてきた、ウィリアム・ルーカス氏によると、少なくとも
 語学においては、「間違い」は私たちが考えていたような「恥」として
 「恐れる」対象ではなく、避ける必要はまったくないのだと言います。間
 違いは本来、たくさんおかすことに問題があるのではなく、むしろ反対で、
 それをおかさないことのほうにこそ問題があるのだと言います。自分で
 「思うように英語を伸ばすことができない」と感じるのだとしたら、それ
 は英語を習得するのに不可欠な「間違い」を十分におかしていないことに
 原因があります。間違いをなるべく短期間で多くおかせばおかすほど、英
 語が速く上達していきます。日本人が英語を習得したければ、間違いをも
 っともっとたくさんおかさなければならない――。これが、「日本人の英
 語問題」に下したルーカス氏の診断であり、処方箋です。日本人以外の諸
 外国の生徒たちは、間違いを恐れるどころか、進んで間違いをおかそうと
 するのだと言います。

 ◆学校の英語では「間違い」とされていたことをたくさんおかさないと、
  英語は習得できない

 学校の英語の授業で以下のような項目で評価されたことに問題があると
 ルーカスは指摘します。

 ・英単語を知っているか
 ・文法ルールを理解しているか
 ・アルファベットを正しく書けるか
 ・英語を正しく読めるか
 ・英単語のつづりを正しく書けるか
 ・穴埋め問題に正しく解答できるか
 ・時制は正しいか、活用形は正しいか

 これらの項目で評価することは、以下のような3つの不幸を生み出してい
 るとルーカス氏は言います。

 (1)「完全に英語を理解しない限り、英語を使うことをできない」とい
    う思い込みを生み出す
  実質問題として、完全に英単語を理解することは不可能です。英単語は
  100万個以上存在すると言われ、文法ルールも日々新しく作られ、時代と
  ともに変化していきます。ネイティブスピーカーでさえも、英語を完全
  に理解し、完璧に使える人はいません。

 (2)「正しい英語を使うために、自分のスピーキングやライティングを
    意識的にモニタリングしなくてはいけない」という思い込みを植え
    付ける。
  英語を使うと同時に自身の英語をモニタリングするということは非常に
  難しいと言えます。英会話中、文法ルールが「正しいか誤りか」を気に
  しながら英語を使おうとすると、スムーズに英語を使うことができなく
  なります。

 (3)「文法は非常に重要である」という誤った認識を植え付けてしまう。
  完璧な文法が英会話を助けるわけではありません。文法ルール自体は、
  一定の状況にふさわしい言葉や、組み合わせて使われる言葉(または使
  われない言葉)といった「慣用ルール」を示したりするわけではありま
  せん。また、文法ルールが、ある言葉が時代遅れであることやイディオ
  ム(慣用句)を教えてくれるわけでもありません。

 英語はスキルです。スキルの習得には練習が必要です。その練習の過程に
 おいて、間違いは避けて通れないものです。リーディングで英語の意味を
 誤解したり、誤って推測したりということがあるでしょう。リスニングで
 は聞き間違えたり、もしくは聞き逃したりしまったりということもあるで
 しょう。または英語の語彙を誤って使うこともあるでしょう。これらのミ
 スは言語を使うときに起こるごく一般的な事象です。ネイティブスピーカ
 ーでさえも、そんな間違いをしょっちゅうおかしています。それほど深刻
 な間違いとは言えません。間違いをおかすことは英語習得をスピードアッ
 プさせます。上記のような間違いをおかさずに英語を習得することは不可
 能だと言います。

 いかがでしたでしょうか。
 学校の英語で「良い点を取ろう」「間違いをなるべくしないようにしよう」
 と刷り込まれていたことが、「実は、英語の習得を妨げているのだ」と言
 うルーカス氏の指摘は衝撃です。「間違わないようにするのは当たり前」
 と考えていたことが、逆に非効率かつ非効果的だったとは思いもよりませ
 んでした。英語習得はメソッド自体よりも、「間違わない」⇒(積極的に)
 「間違う」という正しいマインドセットへと切り替えることに成功の可否
 がかかっているのだとルーカス氏は言います。みなさんは、「積極的に間
 違う」ことができるでしょうか?

 ◆ソース◆
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 『英語は“速く”間違えなさい』(朝日新聞出版)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4023315591
 pp.2-4、13、34-36
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