※本メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、
 本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

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┃    グローバルリーダーへの道          2014/09/11 配信
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 8月23日(土)、実践ビジネス英語講座(PEGL)受講者に向けて、初級コース/上級
 コース講師でお馴染みの 狩野 みき講師 による特別セミナーを開催しました。

 前週号では映像プレゼントとして約10分程度のセミナー動画をお届けしましたが、
 今回は、セミナーレポートと称し、内容の一部をご紹介しましょう。

 約50名が参加した今回のセミナーは、狩野氏の著書【世界のエリートが学んでき
 た自分の考えを「伝える力」の授業】を題材に、特別構成された内容でした。
 狩野氏は、中高時代にドイツのブリティッシュ・スクールで過ごし、帰国後は、
 グローバルな観点からビジネスマンに向けた著書や講師として活躍しています。

 狩野氏は、米国駐在員から、「日本流の会議が欧米で通用しない」、「どうや
 って議論に入って行けば良いのか分からない」、「意見や質問をしたくても発言
 できない」、ひいては存在感が薄くなるといった悩みを多く耳にしてきたと言い
 ます。

 それらには、相手にきちんと「伝える」という事が必要になってきます。では、
 そもそも「伝える」とは、どういう事でしょうか?

 それは、自分が伝えようとする何かを理解した上で、分かりやすく相手に伝え、
 相手が理解するというコミュニケーションであり、一方向ではありません。日本
 語と英語には「聞き手責任」と「話し手責任」という傾向の違いがありますが、
 ビジネスの世界では「話し手責任」が求められ、その為には、分かりやすく整理
 された情報を、的確に説明する事が求められます。

 では、上手にコミュニケーションを取る為の3つのポイントを見て行きましょう。

 1つ目は、
 「Put yourself in the listener's shoes.」
 聞き手の立場になるという点です。

 相手は誰であり、年齢・職業・バックグラウンド・知識などを考慮して、相手が
 理解してもらうには、どの様に説明すれば良いのかという点に配慮します。その
 為には、相手に馴染みのあるイメージやモチーフを使う事も大切です。

 2つ目は、
 「Involve the listener.」
 聞き手を巻き込むという点です。

 まずは聞き手が会話に入ってくる様に工夫します。特にグローバルな環境では、
 バックグラウンドが異なる人とコミュニケーションし、理解する事が鍵になりま
 す。正しい理解なしに正しい意見はありません。往々にして、双方が理解したつ
 もりになる事もあるので、本当に理解しているかどうか確認する事も必要です。
 コツとしては、常に5歳児に説明するつもりで考えるのです。

 3つ目は、
 「Be good with words.」
 適切な言葉で語り尽くすという点です。

 英語は順序を重んじる言葉であり、例えば複数の形容詞を並べるにも順序が決ま
 っています。そして、話す内容の順番は、更に重要であり、まず結論を述べてか
 ら、その後に理由を述べます。

 ではここで、英語の順序を確認しておきましょう。形容詞を複数使う場合、以下
 の順序となります。

 (1) 判断や心的態度 (judgment/attitude)
 (2) サイズや高さ (size/length/height)
 (3) 色 (color)           
 (4) 起源や由来 (origin(from where/when))
 (5) 素材や材料 (material)
 (6) 最後に目的 (purpose) 

 (例) ill-planned large building project
 (例) beautiful black Japanease silk sleeping wear

 続いて、見解を述べる際、要素の順序としては、以下の様になります。

 (1) 結論 (conclusion)
 (2) 理由 (reason)
 (3) 背景 (background)
 (4) 追加情報 (additional info)

 相手に、違和感なく理解してもらうには、こうした英語の順序についてのルール
 に従う事も重要です。

 さて、日本人はストーリーをコンパクトにまとめ過ぎて、臨場感抜きで語る傾向
 があります。よく見られる例として、「●●は楽しかったです。」と話し手の判
 断で終わる日本的な言い方があります。しかし、どうしてそういう判断に至った
 のかという具体的なストーリーが無いと、相手に伝わらず聞き手を巻き込む事が
 出来ません。

 そこで、ストーリーをきちんと構成するには、ストーリーを4コマ漫画にしてみる
 事を勧めています。4コマ漫画は、4段落で確実に筋が展開していくので、これを
 骨組みとしてストーリーを構成すると、テンポある展開が作れます。漫画を実際
 に描く際は、出来るだけ情景説明を入れずに、セリフや擬態語等を使って筋が分
 かる様に描いて行きます。

 今回のセミナーでは、簡単な4コマ漫画を使って、具体的なストーリーを作る演習
 をやってみました。漫画には、どのコマにオチが来るのか意識して、説明文では
 なくセリフを入れて行きます。実際に、数名の聴講生がその場で作ったストーリー
 を紹介しました。中には、落語の様なストーリーとオチを考えた聴講生もおり、
 会場を盛り上げました。

 この様に、ストーリーをセリフベースで語るのがグローバル流ですが、お馴染みの
 「TED Talks」でもセリフベースで語られている事に気付くでしょう。そして、
 ストーリーを語るには、つかみと、状況をイメージできる様、背景を丁寧に説明
 する事が大切です。

 さらにセミナーでは、イラストを使って、具体的に描写する演習をやってみまし
 た。描写するには、面白いイントロダクションを意識して、描写対象について大
 体のイメージをつかんでもらう様にします。描写するには、大きいところから小
 さなところへ、上から下へ、右から左へ、といった具合に順番良くに描写する
 「スキャナー・ルール」も参考になるでしょう。

 今回のセミナーでは、顔のイラストを使って、具体的に描写する演習をやり、実
 際に数名の聴講生がその場で描写した内容を紹介しました。

 こうして、予定の2時間を大幅に超えた2時間半のセミナーは盛況のうちに終わり、
 セミナー後、狩野講師を交えての懇親会へと続きました。

 実践ビジネス英語講座(PEGL)では、今後もこうしたセミナー等のイベント開催を
 企画して参りますので、どうぞご期待下さい。



 ◆ソース◆
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 http://www.amazon.co.jp/dp/453405193X
 ・Amazon
 【自分の考えを「伝える力」の授業】
 狩野 みき(著)
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