※本メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、
本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。
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┃ ┃ 『実践ビジネス英語講座』 メールマガジン
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┃ グローバルリーダーへの道 2015/08/27 配信
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メルマガ読者のみなさんは、今まさに英語を勉強しているという方も多いと思
います。英語をコツコツとマイペースで勉強するのは、基本的には誰からも指
図や評価を受けることなく、自分の好きなようにできますから、居心地もいい
し楽しさも感じられるのではないでしょうか。しかしながら、(厳しい言い方
で大変恐縮なのですが)みなさんはせっかくINPUTした英語を使い、気が進まな
くてもどこかで強制的にOUTPUTする“居心地が悪い環境”へと自らを追い込ん
でいるでしょうか?――というのが、今回のメルマガのテーマです。
さて、みなさんは『ネイティブ英語なんて必要ない!』(KADOKAWA)の著者で
Youtuberの吉田ちか氏をご存じでしょうか?YoutubeのCMでもおなじみの彼女は、
『バイリンガール英会話』というコンテンツを情報発信して3000万回(2015年
3月段階)も再生されているぐらいの有名人です。そんな明るい彼女のイメージ
から、筆者は「元々、人の前に出たりして話すのは得意な人なのだろうな」と
思っていました。
下記の◆ソース◆内に記載しているYoutube動画の中で吉田氏が、著名なYoutu
berが約50人も集まるイベントから招待を受けて初参加したときのことが述懐
されています。吉田氏は初参加だったのでどんなイベントなのか分からなかっ
たために、参加するのは気が重かった旨を述べています。特に興味深いのは、
そのイベントでは参加者の前で自己紹介をする時間があり、事前に自分が自己
紹介するかどうかを選べる仕組みになっていたそうなのですが、吉田氏は、自
分を奮い立たせて、自己紹介するに「○」印をつけたところから“事件”は始
まります。
イベントの当日、いよいよ自己紹介が順番に始まって、吉田氏は衝撃を受けま
す。さすがに名うての役者揃いのYoutuberのイベントですから、一筋縄ではい
かず、自己紹介も驚くほど個性的で凝ったものでした。吉田氏は「はじめまし
て、『バイリンガール』の吉田ちかです」ぐらいの平凡でごく普通の真面目な
自己紹介を考えていましたが、他人の個性的で凝った自己紹介を聞かされ、心
底「しまった、こんなことなら、凝った自己紹介を考えておくべきだった」と
後悔したと述懐しています。
みなさんも、自分の前に自己紹介する人が上手すぎて、自分の順番に迫ってく
るにつれて、「どうしよう」と途方に暮れた経験はないでしょうか?順番が回
ってきた吉田氏の自己紹介は如何に?話の続きは下記のYoutube動画で吉田氏
本人からぜひ聞いてみてください。
このときの教訓として吉田氏が強調しているのは、英語に関しても守りに入ら
ないで、イベントに誘われたり、外国人と話すきっかけがあったら、居心地が
悪いであろうことは覚悟して一歩その中に飛び込んでいくことが「絶対に」必
要だということです。居心地の悪い場には「参加しない」という選択肢を選ぶ
ことは簡単です。確かに、居心地のいい場に逃げてそこに閉じこもっていれば
安心・安全です。今回の一件も、自己紹介は強制ではないので、パスしようと
思えばパスできるわけです。自己紹介なんてわざわざしなくてもその会合を楽
しむことはできたでしょう。しかしながら、独りよがりではなく、自分がコン
トロールできない場の中で人の目や耳にさらされて生のレスポンスをいただく
ことによって初めて自信につながるのだというのが吉田氏の考えです。
(Youtube:4分15秒付近~)
英語のINPUTに関する書籍や教材はたくさん存在しますが、INPUTが目的なので
はなく、OUTPUTあってのINPUTなのだなという認識を改めさせられました。OUT
PUTの場はだれにとっても居心地が悪いものですが、吉田氏のような先駆者たち
は自分を成長させるために、居心地の悪い中に飛び込んでいっているのですね。
いかがでしたでしょうか。
吉田氏の話を下記のYoutubeで聞いて真っ先にメルマガ筆者が思いついたのは、
英語ディベート大会に参加することを趣味(?)にしている英語のうまい知人
のことでした。英語ディベートは私も実際に見たことはありませんが、知人の
話からすると、与えられたテーマに関して英語で議論し、審査員が参加者各人
に対して採点をつけて優勝者を競うという仕組みのようです。
知人がそのような活動を行っていることを数年前に聞いた際は、興味もないよ
うなテーマを与えられて、それについて調べて英語で議論するおもしろさとい
うものが正直なところ、全くと言っていいほど理解できませんでした。(その時
知人が例に挙げたディベートのテーマに私個人は興味がなかったせいかもしれ
ませんが…)
吉田氏のYoutubeの話を聞いて感じたのは、もしかしたらその知人は“英語を
OUTPUTする場”というものを“英語ディベートの大会に参加する”という形で
努力して作り出していたのかもしれないなということです。それと比較すると、
「居心地の悪い場に自分を追い込むような真似をしてまで英語がうまくなりた
い」という覚悟は、私にはまだまだだなと脱帽させられます。居心地のいい場
にいても英語はうまくならないのですね。
みなさんは、英語をOUTPUTする(しなければならない?)居心地の悪い場所に自
分を追い込むような活動を何か行っていますか?
◆ソース◆
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ネイティブ英語なんて必要ない!
http://www.amazon.co.jp/dp/4047317101
pp.76-79
バイリンガール英会話【#118】
たまには居心地悪くなろう!自分をチャレンジする大切さ
Let's get uncomfortable and challenge yourself!
https://www.youtube.com/watch?v=cthr_JH4EaE
(所要時間:10分45秒)
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