メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

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今号のメルマガは、ネイティブが使うユニークな英語表現の中から、
色にまつわるものを取り上げます。書籍『直訳禁止!ネイティブが
使うユニークな英語表現』(DHC)から3つを紹介します。各英語表現の
冒頭、まず、クイズ形式で【会話文】を提示します。メルマガ読者の
みなさんは、「????」の部分にどのような意味が入るかを考えて
ください。そのあとで、考えていただいた意味の通りだったかどうか、
【解説】をお読みください。

(1)red tape (赤いテープ!?)
【会話文】
A:How is your business doing?
(商売のほうはどうだい?)
B:So so. But, recently I've got some business with the city.
(まあまあだね。でも、最近、市役所の仕事が入ったよ)
A:That's good.
(それはよかったね)
B:No, it's not so good. It takes so long to go through 
the red tape.
(いいや、それがあまりよくないんだよ。「????」に時間が
かかるからね)

【解説】
ヒントはbusiness with the city (市役所の仕事)ですね。洋の東西を
問わず、また時代を問わず、お役所仕事には時間がかかるようです。
“red tape”の由来と意味なのですが、18~19世紀の英国では、官庁の
役人が公文書を丸めて“red tape”で留めるのが習わしでした。書類を
取り出して広げるときには、その“red tape”を切らなければなりません。
そのため、官庁の時間ばかりかかる官僚的な手続きの象徴として
“red tape”という表現が使われているわけです。なお、18~19世紀の
ことですから“red tape”は今日イメージするようなガムテープや
ビニールテープではなく、単なる「赤いひも」です。

【意味】
お役所的な面倒な手続き

このように、red tapeは「形式的な手続き」のことで、日常的には
皮肉をこめて「(形式にこだわる)お役所仕事、(お役所などの)面倒な
手続き」という意味で使います。

go through the red tapeというイディオムは、「煩雑な手続きを取る」
「面倒な手続きを済ませる」を意味します。

(2)black and white (白と黒で!?)
【会話文】
A:He hasn't paid me back.
(あいつ、借金返してくれないんだ)
B:Have you put in black and white?
(ちゃんと「????」おいた?)
A:No I haven’t.
(いいや)
B:When you lend someone some money, you'd better put it in 
black and white.
(人に金を貸すときには、ちゃんと「????」おくべきだよ)

【解説】
Bは、人に金を貸すときにはどうするべきだと言っているのでしょうか。
blackには「(黒)インク;筆記具」、whiteには「紙」という意味が
あります。ここから「in black and white」に「(記録として残す
ために)文字にして」という意味が生まれました。一般には「(言葉だけ
ではなく)文書にして」という意味で使います。

【意味】
文書にして

(3)green with envy (妬みで緑色!?)
【会話文】
A:What did you do for your summer vacation?
(夏休みは何をしたの?)
B:Oh, I visited France and stayed there for two weeks.
(うん、2週間、フランスへ行ってきたよ)
A:For two weeks?
(2週間も?)
B:Yes. This is the first time, though.
(そう。でも、初めてだけれどね)
A:I'm quite green with envy, because you had such a long 
summer vacation. All I can have is only three days.
(そんなに長い夏休みが取れて、ほんとに「????」。
私が取れるのは、たったの3日)

【解説】
「妬みで緑色」とはどういうことなのでしょう。英語のgreenには
「嫉妬心、嫉妬(深い)」というイメージがあります。これは、
古代ギリシャ人が、嫉妬すると胆汁の分泌量が増えて、顔の色が
緑になる(!?) と考えたことに由来します。したがって、be green 
with envyは「(ひどく)妬んでいる、極度に嫉妬している、とても
うらやましい」を意味します。

【意味】
とてもうらやましい

いかがでしたでしょうか。
ネイティブが使うイディオムは、英語圏の歴史や慣習、風俗、文化を
反映しているものが数多くあります。本メルマガでは色にまつわる
表現を紹介しましたが、そのほかにも動物にまつわる表現、身体に
まつわる表現、身の回りにまつわる表現、食べ物にまつわる表現が
あります。みなさんは、このようなイディオムを使ったことはあり
ますか?


◆ソース◆
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『直訳禁止!ネイティブが使うユニーク英語』(DHC)
https://www.amazon.co.jp/dp/4887245890
pp.218-221、234-241
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