メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

■━━━━━━━━━━━━━━━□
┃≪2万5000人以上が購読中!≫
┃最新の英語学習法&PEGL[ペグル]情報をお届け!
┃―――――――――――――――
┃週刊メールマガジン
┃「グローバルリーダーへの道」
┃2018/05/10 配信号
□━━━━━━━━━━━━━━━■

今号のメルマガは、英語と生活習慣についてです。書籍『世界で
通用する「地頭力」のつくり方自分をグローバル化する5+1の習慣』
(CCCメディアハウス)から紹介します。著者(49歳)は東大法卒の
元外交官で、外務省を退職した後、現在の本業は対話を通じて
リーダーの知識や見識を深め、高めるファシリテーターです。

著者が以前、ニューヨークであるセミナーに参加したとき、著者が
「日本人の場合は英語の苦手な人が多く、その点を米国人に配慮して
もらいたい」と話したら、隣の席のフィリピン人から「私は米国で
成果をあげるためにフィリピンからやってきた。『英語が苦手』と
思われると仕事が来ない。そのような甘い考えはもっていない」と
猛反発を受けたというエピソードが記載されています。世界では
英語ができないと、相手にされません。日本人だけ特別扱いされる
ことは有り得ません。外交官としての経験以来、日本人の英語に
関する課題を以下の4つ著者は挙げます。


◆日本人の英語に関する課題

(課題その1)
「英語は通じれば良い」と言っている人に問いたい。「情熱が感じ
られず、失礼な表現の日本語を話す外国人を信頼できますか?

「英語は通じれば良い」という人もいます。しかし、この「通じれば
良い」という意味が、「若干間違った表現であっても、一応伝われば
良い」という意味であれば問題です。そもそも、コミュニケーションは
ニュアンスや情熱、そして誠意を含めた総合的なものです。仮に
内容が伝わっても、熱意や誠意が感じられないのであれば、相手を
動かすことはできません。

(課題その2)
リーダー層の英語力の低さのため、世界の優秀な人材がそっぽを向く

社会の指導層、リーダー層で英語ができない国は、日本を除くと多く
ありません。リーダー層の多くが英語ができないのにもかかわらず、
さほど深刻ととらえられていないのは異様なことで、そもそも首相や
外相、経団連会長の英語力についてマスメディアで議論にならないのは
不思議なことです。

(課題その3)
日本人は「話す」「聞く」だけでなく、「読む」「書く」も問題

「日本人は読み書きはできても、聞いたり話したりは苦手」と良く
聞きますが、これは誤解を招く意見です。確かにスピーキング(話す)と
リスニング(聞く)は苦手に感じている人も多いと思いますが、実際は
リーディング(読む)やライティング(書く)も大いに問題があります。

(課題その4)
発音が悪いので伝わらない

「日本人の英語はミーティングでは何を言っているのかわからない
ので不快である」とアジアのある国のビジネスパーソンに言われた
ことがあるのだと著者は言います。「インド人の英語はわかりにくい」
「シンガポールの英語はなまっている」という反論があるかと思い
ますが、インド人やシンガポール人の英語よりも、日本人の英語の
ほうがそもそも珍しいだけに、よほど聞きづらい可能性があります。


◆英語にこだわる著者の1日の過ごし方

では、その上記の課題を打破するためにはどうすればいいのか?
著者は日々血の滲むような努力をしていると言います。いったい彼は
どのような1日を過ごしているのでしょうか。同書から典型的な
1日の流れを紹介します。

まず、朝5時に目覚まし時計で起床。冬だとまだ真っ暗ですが、
即ジョギングを開始します。

ジョギングから帰宅すると、録音しているNHKラジオ講座『実践
ビジネス英語』を聴きます。わからない単語や表現はマーカーで
線を引いて、自分自身で作成している英単語帳に追加記入します。
この英単語は日々確認するようにしています。出張などで自宅に
いない場合は『CNN ENGLISH EXPRESS』のCDを聴きます。いずれの
場合も音読の時間もとります。

その後、自宅にいる場合はCNNかBBCを聴きながら、まずは必ず
ニューヨーク・タイムズ紙を読みます。同紙は世界のクオリティ・
ペーパーと言われ、トップ・エグゼクティブが最も読んでいる新聞の
一つです。筆者が外務省で勤務していた当時、外務省内で最も
読まれていたのが、同紙でした。外務省を退職した後も、その後の
習慣は続き、ずっと自宅で購読しています。

仕事から帰宅した後、軽い作業や読書をしながら、CNNやBBCを視聴
します。夜は英語のニュース番組を視聴するだけでは疲れることも
あるので、海外ドラマやNHKの科学番組をあらかじめ予約録画して
おいてそれを視聴します。グローバルな視野を広げるための活動には、
片時も休みはないのだと言います。さらに英語力を高めるべく、
血の滲むような努力を続けているところだと言います。

いかがでしたでしょうか。
メルマガ著者は同書の著者と面識があるのですが、目に見えない
裏側でこのような本人も認める「血の滲むような」努力をしている
人であることは全くわかりませんでした。メルマガ筆者の生活習慣
との落差の大きさに愕然とします。みなさんはどのような生活習慣で
英語を勉強していますか?


◆ソース◆
================================
『世界で通用する「地頭力」のつくり方/
自分をグローバル化する5+1の習慣』(CCCメディアハウス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4484182076/ 
pp.205-217、233-239
================================