メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

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今号のメルマガは、6月22日(金)夜に行われた『Business Small Talk
セミナー』の潜入レポをお届けします。本セミナーの講師は、
実践ビジネス英語講座(PEGL)で10月に開講となる新コース「ビジネス・
スモールトークコース」の担当を務める木内裕也氏です。著書『同時
通訳者が教える英語雑談の全技術』(KADOKAWA)の共著者で、米国在住の
同時通訳者でもある彼が掲げるテーマは“Small talk is NOT small.”
(たかが雑談、されど雑談。注:メルマガ筆者の意訳)。雑談が人間関係を
作るツールになるというのがポイントです。参加者約30人が4人一組の
少人数グループに分かれて「日本語×英語のワーショップ」で実際に
small talkを交えながら学び合いました。

“small talk”とは、雑談や世間話のことです。普段、あまり気に
かけることもなくおしゃべりしてしまいますが、グローバル企業で
働くビジネスパーソンにとって、外国人の同僚とよい関係を構築する
のはとても重要なことです。ビジネスを通してお互いに一つ一つ信頼
を高めていくわけですが、ビジネスの本題に入る前に趣味やスポーツ、
最近のトピックなどといった雑談を上手に取り入れて相手と共有する
ことで、お互いの距離が縮まります。親近感が高まることによって
その後のビジネスがスムーズに進んだという経験をみなさんも持って
いるのではないでしょうか。

◆雑談であっても「相手を大切に思う気持ち」をいつも忘れない

木内氏のセミナーの中で、メルマガ筆者が印象に残ったのが、
木内氏が通訳の仕事で数年間一緒になる機会を得た、ある日本人の
エピソードです。その日本人は国内畑でキャリアを積み重ねてきた人
ですが、キャリアの最後の10年弱で、買収した米国企業の取締役会長
として年に数回、米国に渡って取締役会議長として会議を仕切ること
になりました。英語が不得手な人であったため、会議では必ず木内氏
の通訳を使いましたが、休憩時間には通訳を介さず、ブロークンな
英語でも積極的にメンバーとコミュニケーションをとるため、木内氏も
驚いたそうです。取締役会に怪我をして包帯を巻いてきた米国人役員
には、その3ヶ月後にも「怪我の具合は?」と、誰よりも先に気遣いの
言葉をかけており、その結果として良好な人間関係が構築され、
会議の運営も円滑に運びました。

そのような姿を木内氏は見ていて、“コミュニケーションに占める
語学力の割合は低い”と感じたと言います。たとえ英語力が不足して
いても、「相手に伝えたい」とか「相手についてもっと知りたい」と
いう姿勢が何よりも大切なわけです。逆に英語力が長けていても、
このようなスキルが足りなければ、信頼関係の構築はできません。
心が通いあえば、自然にお互いの共通の関心事項を見つけることが
できるようになります。

初対面の人、職場である意味仕方なく付き合う人たち、あるいは次に
いつ会うかわからない人とのコミュニケーションはおろそかになりがち
です。あらゆる人とのコミュニケーションを楽しみましょう。相手と
思わぬ共通点を見出すことができたり、何かを学ぶことができたりする
に違いありません。こうした「気遣い」を実践していくことで、相手の
人にとっても自分が大切な人になることができれば幸せですね。

◆自己紹介では「会社名」だけでなく「職種」も話さないと聴く側の
印象に残らない?

セミナーでは冒頭、参加者4人一組のテーブルの中で、4人がお互いに
自己紹介し合いました。その後、4人の中で一番最初に自己紹介した
人を、他のメンバーがセミナー参加者全員の前で他己紹介しました。
「自己紹介したことを、実は、意外と聞いてもらえていない」という
のが木内氏のコメントです。

会話の中で仕事の話になったとき、多くの場合、どこの会社で働いて
いるかよりも、どんな仕事をしているかに興味を持っているといいます。
例えば、

I work for BBT corporation.
(BBTという会社で働いています)

と答えても誤りではありませんが、相手の知りたい内容は、「どんな
仕事をしているか」だということに注意が必要です。この場合は、
会社名を答えるよりも、話は弾みます。例えば、

I'm a marketing manager.

と言うほうがより仕事の内容が具体的になりますね。つまり、所属
している組織が何であるかとか、その組織が何をしているかよりも、
“実際に何をしているのか”“何が出来る人なのか”が、外国人との
雑談の中では重要です。

いかがでしたでしょうか。
初対面の人同士が集まったセミナーは終わった途端、散り散りに
なってしまうのが普通ですが、雑談というテーマに問題意識を持って
集まった皆さんだけあって、終わった後、参加者同士で情報交換を
したり、木内氏と記念写真を撮るなどして一期一会を大切にしている
姿がありました。メルマガ筆者も何度かPEGL主催の英語セミナーに
参加していますが、ここまで和気藹々とした熱気は感じたことがない
ように思います。これもいわゆる“雑談の力”なのかもしれません。

皆さんは普段、どのような姿勢でビジネス・スモールトークに挑んで
いますか?


◆ソース◆
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『同時通訳者が教える英語雑談の全技術』(KADOKAWA)
https://www.amazon.co.jp/dp/4046015330
pp.3‐5、24‐25、222-223

ビジネス・スモールトークコースの詳細はこちら
https://pegl.ohmae.ac.jp/course/smalltalk/
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