メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

■━━━━━━━━━━━━━━━□
┃≪2万5000人以上が購読中!≫
┃最新の英語学習法&PEGL[ペグル]情報をお届け!
┃―――――――――――――――
┃週刊メールマガジン
┃「グローバルリーダーへの道」
┃2018/07/26 配信号
□━━━━━━━━━━━━━━━■

今号のメルマガは、外国人の話を最後まで聴くことなく、むしろ、
途中でどんどん割り込んだほうが良いという話です。「相手(外国人)の
話がいつになっても終わらない…」という経験のある方も多いのでは
ないでしょうか。なぜ外国人はノンストップで話すのか、日本人が
話に入れないのか…。英語力の有無以外にも“別のメンタルブロック”
が働いている可能性が高いかもしれません。

◆「人の話を最後まで良く聴く」と、外国人の一方的な“独演会”は
いつまでも終わらない

メルマガ筆者は「人の話を最後まで良く聴く」(話の途中で割り込ま
ない)ということを幼い頃から叩き込まれてきた記憶があり、身に染み
付いています。みなさんも同じように親や学校から叩き込まれてきた
人が多いのではなないかと思います。

「外国人の話を最後まで聴くことなく割り込んでも良い」という話は
たびたび聞くことがありますが、「必ずしも割り込む必要はない」、
「最後まで話を聴くことは悪いことではない」と考えていました。
ところがむしろ「途中でどんどん割り込んだほうが良い」という意見が
あるのを知り驚きました。その意見を書籍『最強の英語学習法 グローバル
人材を育てる実践的英語教育』(BCパブリッシング)から紹介します。

日本人の話は、最初のほうはほとんどが状況説明であまり意味がなく、
最後に自分がどう考えるか、相手にどうして欲しいのかを伝えることが
多いので、最後に何を言うかを注意して聴く必要があります。この理を
知れば、「人の話を最後まで良く聴く」ということを叩き込まれるのも、
相手が完全に話し終わるまで待つのが礼儀というのも納得です。

それとは反対に、英語は最初に結論(その人の意見)を言います。
同書によると、相手の話は冒頭に神経を集中して聴けば良く、それに
対してどう応じるかを考えながら、相手の後半の話は軽く聞き流せば
良いということです。外国人同士では、ほとんどの場合、論争になると、
相手が最後まで言い終わらないうちにどんどん反論し始めます。
そのため、議論が熱くなればなるほど、お互い相手に途中で割り込ませ
ないために“Let me finish!”を連発します。(映画や海外ドラマでも
よく耳にしますね)

こんなことをされると、多くの日本人は「話の途中で口を挟む、
外国人の強引な割り込み方は失礼」だと思ってしまいます。しかも
“Let me finish!”と言われたら、日本人なら口を挟むのを遠慮して
しまうのではないでしょうか。

では、日本流に、外国人の話が終わる最後まで黙って待とうとすると
どういうことが起きるでしょうか。同書によると、相手はこちらが
「反論できない」のだと判断して、さらに畳み掛けて一方的に話し続け、
話は永遠に終わらなくなるのだと言います。ですから、話の途中で
どんどん割り込んで、こちらの考えを述べるのが礼儀にかなっている
というわけです。

◆「Yes, yes」の連発はネガティブに受け止められる?

日本人にありがちなクセとして注意しなければいけないことの一つに、
相手の主張に多少違和感があっても“Yes, yes”と言ってしまうこと
があります。このクセは注意しないと、相手に「賛成」しているもの
と誤解を与えてしまうのはよく言われる通りです。

では、相手の主張に違和感がなく全面的に賛成な場合はどうでしょうか。
全面的に賛成ならば“Yes, yes”を連発しても問題ないように思えて
しまいますが、それもやはり問題があるというのが同書の意見です。

日本人は相手の話に相槌を打ち、合わせるのが美徳です。相手の意見に
同意できる点があれば「イエス、イエス」と言うのが美徳なわけですが、
外国人にはこれは当てはまりません。相手から往々にして、「自分の
意見、主張を持っていない人」、「他人に従順で自立心のない弱い人」
とむしろネガティブに受け止められやすいのだと同書では述べています。

外国人から「面白い相手」と見なされるのは、むやみに同意するのでは
なく、相手の言うことに異を唱え、積極的に「私はこう思う。その場合、
私ならこうする」という人です。なぜならそこに個性が感じられるから
であり、逆に個性のない人は馬鹿にされ、無視され、すぐに忘れ去られる
と思ったほうが良いということです。

いかがでしたでしょうか。
「外国人が全部話し終わったら意見を言おう」と話を終わるタイミング
をうかがっていたけれど、待てども待てども話が終わらず、そのまま
時間切れになってしまった経験がみなさんはないでしょうか。同書に
よると、こちらが話を途中で遮らないということは「こちらの意見が
ない」ものと判断して、さらに畳み掛けているからいつまでたっても
話が終わらないのですね。これがビジネスの交渉の場で起きたなら…と
考えると、知らず知らずのうちに自ら機会損失を増やしていることに
なるかもしれません。

みなさんは、多少強引でも、話の途中に割り込むことができますか?



◆ソース◆
================================
『最強の英語学習法 グローバル人材を育てる実践的英語教育』
(IBCパブリッシング)
https://www.amazon.co.jp/dp/4794605145
pp.60-61
================================