メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

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┃2018/08/09 配信号
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今号のメルマガでは、言いにくい話や悪い話を伝えたいときの
“話す順序”について、書籍『英語の気配り』(朝日新聞出版)から
紹介します。著者はゴールドマン・サックスなどの外資系企業で
働く中、仕事のデキる人に共通の話し方、話す順序があるという
ことに気がついたと言います。それは以下のような順序です。


1. いきなり本題に入るのではなく、相手が心の準備ができるように「前置き」
2. 詳細を説明
3. ポジティブな言葉で終える


◆社外の人に言いにくい話や悪い話を伝えたいとき

同書では以下のような具体的な例を示しています。
(1)《いきなり本題に入るのではなく、相手が心の準備ができるように「前置き」》
Mr. Johnes, I have some good news and some bad news. Let me 
start with the unfortunate news.
ジョーンズさん、良い話と悪い話があります。残念な話から
お話しましょう。

(2)《詳細を説明》
I'm afraid that the bid that your company submitted was not 
successful.
残念ながら御社の入札は通りませんでした。

However, we are grateful for your company's interest in our 
project and hope that we may be able to work together in the future.
しかし、われわれのプロジェクトに興味をお持ちいただき御社に
感謝していますし、今後、仕事でご一緒できることを楽しみにしております。

Turning to the brighter news, the board members were interested 
in the technology that you mentioned in your proposal.
明るい話をしますと、御社の提案の中で言及した技術について、
取締役会メンバーたちが興味を示しています。

(3)《ポジティブな言葉で終える》
We would like to discuss this in more detail and we hope that 
this might lead to business that we can work together on.
つきましては、より詳細に話し合い、今後のビジネスにつながる
ことを期待しております。

特に注意しなければいけないのは、(2)の中で、良い話と悪い話を
両方話さなければいけないのですが、その順番です。伝える人は
「悪い話」を伝えたくないので、良い話を先に伝えがちです。
しかしながら、聞く側にとっては悪い話を先に聞いてから、最後に
良い知らせを聞くほうが、気持ちが楽になるものです。報告するときの
基本としてメルマガ著者はbad new firstと教わりましたが、ここでも
bad news firstのコンセプトは一緒ですね。


《NG》
I have some bad news and some good news. 
The good news is that… The bad news is that…

《Better》
I have some bad news and some good news. 
The bad news is that… As for the good news, …


◆社内の人に言いにくい話や悪い話を伝えたいとき

上記は社外とのやりとりの会話の例ですが、同書の著者が働いてきた
外資系企業では、同じパターンを応用した方法が部下にフィードバック
するときなどに使われると言います。ここでもbad news firstの
コンセプトは一緒です。

《(1)いきなり本題に入るのではなく、相手が心の準備ができるように「前置き」》
In evaluating your performance, there are some good points and 
some points that need improvement. 
あなたのパフォーマンスを評価するにあたり、いくつかの良い点と
改善すべき点があります。

Let me start with the places that need improvement.
改善の必要なところから始めましょう。

《(2)詳細を説明》の後半で具体的に「良いところ」を言うのですが、
前半では「良くないところ」を「励ましの言葉」を交えて伝えます。
一番大事なのは、ネガティブなポイントを上手に指摘して、相手が
改善、成長することです。これを“constructive feedback”や
“development feedback”と言います。もちろん言う側の立場だけ
でなく、自分が言われる立場に置かれる場合もありますが、上記の
点に注意して感情的になることなくコミュニケーションがとれる
ようになることも大事ですね。

いかがでしたでしょうか。
相手が日本人であれ外国人であれ、悪い話はできれば言いたく
(聞きたく)ないものです。ビジネスを円滑に進めるためには、単に
「ツールとしての英語力」という意識だけでなく、「英語力に対する
気配り」を鍛える必要がありそうです。みなさんは、言いにくい話や
悪い話を伝えたいときにどのような工夫をしていますか。


◆ソース◆
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『英語の気配り』(朝日新聞出版)
https://www.amazon.co.jp/dp/4023316946
pp.35-38
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