メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

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今号のメルマガは、ディクテーションについてです。
PEGL[ペグル]中級コースの講師でもある関谷英里子氏の書籍
『同時通訳者のカバンの中 ツールを使いこなせば英語力
3割アップ!』(祥伝社)から紹介します。

ディクテーションとは“読み上げた英語を書き取ること”を
指しますが、いざそれを試みるものの、「なかなかディクテー
ションの教科書の解説通りに文章が全部書き取れない」という
悩みを抱えているのはメルマガ筆者だけでしょうか。教科書の
解説通りにうまく書き取れず、メルマガ筆者と同様「自己流の
ディクテーションのどこかが間違っているのではないか」と
自信が持てない結果、長続きしなかった人がいらしたら、同書の
具体的な方法を参考にディクテーションに再挑戦してみて欲しい
と思います。

◆英語ドラマを観て英語を書き取る

同書では、実際に、ネットフリックスのドラマ「House of Cards」
を使ってどのようにディクテーションを行うか、説明しています。
(「House of Cards」の該当部分のYouTubeのURLを文末の◆ソース◆
に記載しますので、ぜひ参考までにあわせてご覧下さい。)
「House of Cards」第1話の最初のシーンでは、自宅近くで犬が
車にひき逃げされる現場に主人公のフランシスが居合わせます。
カメラ目線での台詞は以下のようです。

There are two kinds of pain. The sort of pain that makes you 
strong or useless pain, the sort of pain that's only suffering. 
I have no patience for useless things.

1回目に視聴するときは、英語を聞いて内容を理解するようにします。
1回目でだいたい理解できたら、2回目の視聴でさっそく書き取りを
開始します。

あまり自信がない場合は、2回目は英語字幕にして、実際にはどの
ような台詞が言われていたかをざっと把握します。

そして3回目にいよいよ書き取りを開始します。上の台詞の部分の
YouTubeの動画再生時間は1分弱です。主人公フランシスが台詞を話す
スピードは、ネイティブの標準的な速さです。いざ書き取りを開始
するとなると、この1分弱と言う短い時間で何を言っているのか集中
するのはかなり大変なことに気づかされます。

書き取りの具体的なイメージは以下のような感じです。

There are two kinds of pain. The sort of pain that…

辺りまでを聞き取り、そのうち

There are two kinds of pain.

までは書き取れると良いでしょう。この辺りで動画の再生を一時停止
して、書き取れるところまでを書き取ります。

最初の文が書き取れたら、次の文の書き取りに移ります。1回目で書き
取れなかった場合は(メルマガ筆者もそうですが)、最初の文が書き
取れるまで、何度でも巻き戻し再生して聞き直して、書き留めていき
ます。ディクテーションに慣れないうちは、この短い文

There are two kinds of pain.

を書き取るまでに何回も再生することになり、(これが本当に)ディク
テーションの正しいやり方なのか迷いが生じますが、その方法を続け
ていいのだと同書は言います。

最初の文が書き取れたら、次の文まで書き取れるように続きを再生
します。

The sort of pain that makes you strong

最初の書き取りでは、聞き取れない単語が以下の( )のように
空欄のまになるかもしれません。

The sort ( ) pain ( )( )( ) strong.

最初から詰めて書き取る必要はないと同書は言います。YouTube
動画を再生してみて、聞き取れたところから先に書いてゆけば
いいのです。次に再生するときには( )を穴埋めする問題の
穴を埋めていくイメージです。次に再生するときには、一部の
穴が埋まって、次のように穴が減るかもしれません。

The sort of pain ( ) makes ( ) strong.

何度か再生するうちに、ようやく以下のように穴が全部埋まれば
良いのです。

The sort of pain that makes you strong.

この作業を例えば1シーンやってみて、次に英語字幕で再生して、
答え合わせします。場合によっては例えば「sort of painのofが
正確に聞き取れずに抜けてしまったままだった」ということも
あるかもしれません。それでも良いのです。答え合わせのときに
「sort of ~(ある程度の、いくらかの)」というイディオムの
復習ができれば良いわけです。

いかがでしたでしょうか。
結論から言うと、メルマガ筆者が行ってきた自己流のディクテー
ションは、ほぼ正しかったことになります。何度も何度も聞き
直して、地道に( )の穴を埋めていくほか方法はないということ
ですね。皆さんは普段どのように聞き取りの力を高めていますか?


◆ソース◆
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『同時通訳者のカバンの中 
ツールを使いこなせば英語力3割アップ!』(祥伝社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4396616511
pp.40‐47

The Two Types Of Pain | House Of Cards
https://www.youtube.com/watch?v=YadSGIctK-Q
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