メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

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┃週刊メールマガジン
┃「グローバルリーダーへの道」
┃2018/08/23 配信号
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突然ですが、“単なる「英語が堪能な人」を目指したところで、
似たような人は山ほど存在する”――こんな堀江貴文氏の考え方を、
皆さんはどう感じますか?今号のメルマガは、ラクしてグローバル
でも戦える「レアな人材」になる方法についてです。堀江氏が執筆
した書籍『英語の多動力』(DHC)から紹介します。

同書の中で堀江氏が言及する一つに、教育改革活動で有名な藤原和博氏
の考え方があります。ビジネス・ブレークスルー チャンネルの
番組「10年後、君に仕事はあるのか?」でも堀江氏と出演され、
「100万分の1のレア人材になろう」という話を展開している藤原氏。
(番組の一部をYouTubeのURLを文末の◆ソース◆に記載しますので、
ぜひ併せてご覧下さい。)100万分の1というと、オリンピックで言う
と金メダル級の確率になり、普通の生活をしていても到達できない
ぐらいハイレベルです。そこで、堀江氏は、ぐっとハードルを下げて
「100分の1だったらどうだろう?」という提案を同書の中でして
います。100人の中で1番になるのであれば、何とか頑張れそうな
気がしませんでしょうか。あとは、まったく違う3つの分野で
それぞれ「100分の1」を目指します。そうすると、合計3つの分野を
掛け合わせて(100分の1×100分の1×100分の1)、「100万分の1」の
人材になれるというわけです。

では、「100分の1」のスキル自体は、どうやって手に入れれば
良いのでしょうか。藤原氏によると、ジャーナリストのマルコム・
グラッド氏が著書『1万時間の法則』に従って、「1つのスキルの
習得には、1万時間かかる。それを3回繰り返せばよい』とのこと
です。それに対し、堀江貴文氏の見解は異なり、賢い方法を提案
しています。

備えるべきタグは、特段「スキル」に限定しなくても良いという
わけです。つまり、3つすべてに1万時間という膨大な時間をかける
必要はないと堀江氏は考えています。

◆レアな人材の例その1:厚切りジェイソン氏

堀江氏は例として、お笑いタレントの厚切りジェイソン氏を挙げ
ます。ジェイソン氏は米ミシガン州出身の在日米国人です。芸能
事務所に所属するお笑いタレントでありながら、ITベンチャー企業
の会社役員という顔も持ち合わせています。「在日外国人」
「ITベンチャー企業役員」「お笑いタレント」という3つのタグを
備えた人物だというわけです。

ジェイソン氏がタレントとしてウケた理由の一つは、「在日外国人」
という点です。ジェイソン氏と同じネタを日本人のベンチャー企業
社員が披露したところで、ウケるのは難しいでしょう。

「在日外国人」のタグは、来日した瞬間に得ることができます。
加えて「お笑いタレント」なのに「会社役員」の肩書でもあるという
意外性のある設定も、ジェイソン氏が外国人だからこそ、余計に
特異な存在に感じられるというわけです。

◆レアな人材の例その2:「現役女子高生社長」椎木里佳氏

もう一人、堀江氏が例として挙げるのが、椎木里佳氏という起業家
です。1万時間の法則に従うことなく、突如として強力なタグを3つ
引っ提げてメディア界に踊り出てきました。その3つのタグとは
「起業」「女子高生」「社長2世」です。

椎木氏が起業したのは中学生のときです。本格的に活動を始めたのは
高校生になってからで、その後の3年間は「現役女高生社長」として
随分と話題になりました。椎木氏の父親は上場会社DLEの社長です。
親子2代で会社経営、娘は女子高生社長というインパクトの強さは、
堀江氏が経験した「東大生起業家」などでは太刀打ちできないほど
だと言います。

この二人に共通するのは「タグ」を取得するために1万時間をかけて
いないという点です。「1万時間」を3つ備えるのも、方法としては
もちろんありかもしれません。ですが、組み合わせ次第ではそれらを
完全にスキップして、いきなり100万分の1の人材になることもできる
というわけです。

冒頭でご紹介したとおり、単なる「英語が堪能な人」を目指した
ところで、似たような人は山ほど存在するものです。英語だけできて
も埋没してしまう可能性があります。レアな存在にのし上がるには、
みなさんは「何」と掛け合わせようと思うのか、一度じっくり時間を
かけてみるべきだと堀江氏は問いかけます。

いかがでしたでしょうか。
同書を読んで、「そういうことか」とメルマガ筆者が想起したことが
あります。メルマガ筆者が住んでいるマンションはリタイアしたお年
寄りが多いのですが、そのような環境ですと、(お年寄りから見て)
「若い」というだけでレアな存在になります。加えて、見せびらかして
いるわけではないのですが、マンションのロビーでノートパソコンを
開いていじっていたりすると、「パソコンやスマホに強い“若者”」
という「タグ」が勝手に貼られてひとり歩きすることを経験しました。
英語が多少なりともしゃべれることはまだアピールできていないので、
アピールする機会をつくれば、もしかしたら、また新しい展開が開ける
のかもしれません。

上の延長線上的な考え方をすると、英語ができるなら、外資系企業に
就職するよりも、日本企業に就職するほうが、その日本企業の中では
「レアな人材」として、英語で他の社員よりも抜きん出た存在になれる
可能性が高まり、価値は上がると堀江氏は同書の中で述べています。

みなさんでしたら「英語力を磨いて外資系に転職する」ことを目指し
ますか?それとも、“ひとひねり”することを考えますか?

◆ソース◆
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『英語の多動力』
https://www.amazon.co.jp/dp/4887246137
pp.47-55
10年後、君に仕事はあるのか?01
https://www.youtube.com/watch?v=iKfGzS1-ouc
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