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突然ですが、“単なる「英語が堪能な人」を目指したところで、似たような人は山ほど存在する”――こんな堀江貴文氏の考え方を、皆さんはどう感じますか?今号のメルマガは、ラクしてグローバルでも戦える「レアな人材」になる方法についてです。堀江氏が執筆した書籍『英語の多動力』(DHC)から紹介します。

同書の中で堀江氏が言及する一つに、教育改革活動で有名な藤原和博氏の考え方があります。ビジネス・ブレークスルー チャンネルの番組「10年後、君に仕事はあるのか?」でも堀江氏と出演され、「100万分の1のレア人材になろう」という話を展開している藤原氏。(番組の一部をYouTubeのURLを文末の◆ソース◆に記載しますので、ぜひ併せてご覧下さい。)100万分の1というと、オリンピックで言うと金メダル級の確率になり、普通の生活をしていても到達できないぐらいハイレベルです。そこで、堀江氏は、ぐっとハードルを下げて「100分の1だったらどうだろう?」という提案を同書の中でしています。100人の中で1番になるのであれば、何とか頑張れそうな気がしませんでしょうか。あとは、まったく違う3つの分野でそれぞれ「100分の1」を目指します。そうすると、合計3つの分野を掛け合わせて(100分の1×100分の1×100分の1)、「100万分の1」の人材になれるというわけです。

では、「100分の1」のスキル自体は、どうやって手に入れれば良いのでしょうか。藤原氏によると、ジャーナリストのマルコム・グラッド氏が著書『1万時間の法則』に従って、「1つのスキルの習得には、1万時間かかる。それを3回繰り返せばよい』とのことです。それに対し、堀江貴文氏の見解は異なり、賢い方法を提案しています。

備えるべきタグは、特段「スキル」に限定しなくても良いというわけです。つまり、3つすべてに1万時間という膨大な時間をかける必要はないと堀江氏は考えています。

◆レアな人材の例その1:厚切りジェイソン氏

堀江氏は例として、お笑いタレントの厚切りジェイソン氏を挙げます。ジェイソン氏は米ミシガン州出身の在日米国人です。芸能事務所に所属するお笑いタレントでありながら、ITベンチャー企業の会社役員という顔も持ち合わせています。「在日外国人」「ITベンチャー企業役員」「お笑いタレント」という3つのタグを備えた人物だというわけです。

ジェイソン氏がタレントとしてウケた理由の一つは、「在日外国人」という点です。ジェイソン氏と同じネタを日本人のベンチャー企業社員が披露したところで、ウケるのは難しいでしょう。

「在日外国人」のタグは、来日した瞬間に得ることができます。加えて「お笑いタレント」なのに「会社役員」の肩書でもあるという意外性のある設定も、ジェイソン氏が外国人だからこそ、余計に特異な存在に感じられるというわけです。

◆レアな人材の例その2:「現役女子高生社長」椎木里佳氏

もう一人、堀江氏が例として挙げるのが、椎木里佳氏という起業家です。1万時間の法則に従うことなく、突如として強力なタグを3つ引っ提げてメディア界に踊り出てきました。その3つのタグとは「起業」「女子高生」「社長2世」です。

椎木氏が起業したのは中学生のときです。本格的に活動を始めたのは高校生になってからで、その後の3年間は「現役女高生社長」として随分と話題になりました。椎木氏の父親は上場会社DLEの社長です。親子2代で会社経営、娘は女子高生社長というインパクトの強さは、堀江氏が経験した「東大生起業家」などでは太刀打ちできないほどだと言います。

この二人に共通するのは「タグ」を取得するために1万時間をかけていないという点です。「1万時間」を3つ備えるのも、方法としてはもちろんありかもしれません。ですが、組み合わせ次第ではそれらを完全にスキップして、いきなり100万分の1の人材になることもできるというわけです。

冒頭でご紹介したとおり、単なる「英語が堪能な人」を目指したところで、似たような人は山ほど存在するものです。英語だけできても埋没してしまう可能性があります。レアな存在にのし上がるには、みなさんは「何」と掛け合わせようと思うのか、一度じっくり時間をかけてみるべきだと堀江氏は問いかけます。

いかがでしたでしょうか。
同書を読んで、「そういうことか」とメルマガ筆者が想起したことがあります。メルマガ筆者が住んでいるマンションはリタイアしたお年寄りが多いのですが、そのような環境ですと、(お年寄りから見て)「若い」というだけでレアな存在になります。加えて、見せびらかしているわけではないのですが、マンションのロビーでノートパソコンを開いていじっていたりすると、「パソコンやスマホに強い“若者”」という「タグ」が勝手に貼られてひとり歩きすることを経験しました。英語が多少なりともしゃべれることはまだアピールできていないので、アピールする機会をつくれば、もしかしたら、また新しい展開が開けるのかもしれません。

上の延長線上的な考え方をすると、英語ができるなら、外資系企業に就職するよりも、日本企業に就職するほうが、その日本企業の中では「レアな人材」として、英語で他の社員よりも抜きん出た存在になれる可能性が高まり、価値は上がると堀江氏は同書の中で述べています。

みなさんでしたら「英語力を磨いて外資系に転職する」ことを目指しますか?それとも、“ひとひねり”することを考えますか?

◆ソース◆
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『英語の多動力』
https://www.amazon.co.jp/dp/4887246137
pp.47-55
10年後、君に仕事はあるのか?01
https://www.youtube.com/watch?v=iKfGzS1-ouc
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【記事提供元】実践ビジネス英語講座-PEGL[ペグル]-
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