メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

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今号のメルマガは、いまさら人に聞けない、コロン(:)とセミ
コロン(;)の使い方の違いについてです。書籍『英語にまつわる
エトセトラ』(研究社)から紹介します。

「日本人にとっては違いがわからない…」という声も聞こえてきそう
なこの問題ですが、みなさんはいかがでしょうか。実はコロンとセミ
コロンは似ていますが、使い方は全く異なります。同書から順番に
説明していきましょう。

(1)コロンの使い方

コロンは、理由を説明したり、原因を受けて結果を言ったり、例を
あげる場合に使います。つなぎ言葉で言うならば、namely(すなわち)、
that is(言い換えれば)、as(例をあげれば)、for example(例えば)、
for instance(例をあげれば)、because(なぜならば)、as follows
(次のようになります)、therefore(したがって)と同じで、上の
ようなつなぎ言葉の働きをするわけです。例文を下にあげます。

【例文】
You have two options: red or blue.
(2つから選べます。赤か青か)

There is on one thing she is crazy about: chocolate.
(彼女にはひとつ、目がないものあります。それはチョコレートです)

普段は、コロンを使うことはあまりないと思います。ですが、実は
無意識にみなさんが毎日のように使っているものがあります。そう、
Eメールのタイトルです。件名にRe:とかre:と書いて、そのあとに
表題を書くことがありますね。このreはラテン語からきており、
ラテン語で「…について」という意味の前置詞なのです。

【例文】
Re: your letter of February 1st

のように使います。
このように、reを手紙やEメールの話題の導入に使って

Re: our vacation plan
のように表現するわけですね。

もう一つ、コロンには、以下のようなカンマに似た使い方があります。

【例文】
She asked a simple question: “Who are you?”

引用文の前にコロンを使っています。カンマを使うのが普通ですが、
コロンを使うとカンマを使った時よりも堅苦しい表現にすることも
できるという例です。

(2)セミコロンの使い方

セミコロンのsemi-は「半分」とか「一部」という意味です。セミ
コロンの場合は「半分」という意味なのですが、何と何の半分かと
いうと、カンマとピリオドの中間です。セミコロンはカンマよりも
強く、ピリオドよりは弱い切れ目を表します。

【例文】
I know the city well; I’ve lived there all my life.

のように使います。

(3)ダッシュの使い方

同書では、ダッシュの使い方についても解説しています。
ダッシュには2種類があります。en dash(en ruleとも言います)と
em dash(em ruleとも言います)です。enはアルファベットの“n”の
文字で、emはアルファベットの“m”の文字を表わしています。
“n”は“m”の半分の長さでen dashは「半角ダッシュ」、em dashは
「全角ダッシュ」という日本語があたります。en dashはハイフンより
も少し長い記号(ハイフンで代用することも多い)で、ページ数や期間を
表して、

【例】
pp.34-56、2013‐2015、Monday‐Friday

のように使います。また、二つのものを対等に結合する記号としても
使います。

【例】
Japan‐US relationships
(日米関係)

がその例になります。
一方、em dashは、文字の省略を表します。いわゆる伏字を表します。

【例】
“D― you all”, he said.

口にしたくない言葉を伏字にしています。

(4)クォーテーション・マークのシングルとダブル

クォーテーション・マークのシングル(‘ ’)とダブル(“ ”)は、
アメリカ英語とイギリス英語で使い分けが違います。アメリカ英語
では一般的にダブルを使います。そして、引用の中に引用が入れ子
になっている場合にシングルを使います。イギリス英語では、入れ子
になっているときのシングルとダブルの使い方がアメリカ英語とは
さかさまです。以下の例文で見てみましょう。

【アメリカ英語の例】
“Do you know,” she said, “what ‘smorgasbord’ is?”.

【イギリス英語の例】
‘Do you know,’ she said, ‘what “smorgasbord” is?’

いかがでしたでしょうか。
今回のメルマガでは、学校の英語の授業では学習しなかった、
句読点の類をとりあげてみました。みなさんは正しい使い方を
していましたか?


◆ソース◆
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『英語にまつわるエトセトラ』(研究社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4327452858
pp.184‐187
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