メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

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今号のメルマガは、形容詞を二つ以上並べて使うときの順番
について――など、ちょっとした英語の雑学をご紹介します。
みなさんは、英文を書くときに形容詞の順番について意識をした
ことはあるでしょうか。実は適当な並び方というわけではなく、
きちんとした順序・ルールがあります。雑学を、書籍『英語の寄り道
こぼれ道』(柏艪舎)から紹介します。


(1)形容詞を2つ以上並べて使うときの順番

セーターの形容詞として以下のようなものを並べたいとします。
small
pink
cotton
cute
new
Canadian

「順番なんて決まっているの?」と驚いてしまいますが、同書に
よると、ネイティブスピーカーは無意識に以下の順番に形容詞を
並べます。覚え方は頭文字をとって、OSACNM(おさけのむ)です。

・Opinion:意見や感想 【例】beautiful, clean, nice, correctなど
・Size:サイズ、量 【例】small, long, manyなど
・Age:年 【例】new oldなど
・Color:色 【例】white, black, blueなど
・Nationality:国籍 【例】Japanese, Indian, Canadianなど
・Material:材質 【例】wooden, plastic, cottonなど

基本的に(1)~(6)の順番通りに形容詞を並べるので、
上のセーターの例で言うと
【例文】
She gave me a nice small new pink Canadian cotton sweater.
が自然で正しいとされます。


(2)接頭語co-

接頭語co-の意味は「共に、全く」というのはみなさんも良くご存知
かもしれません。しかしながら、接頭語col-とcom-とcon-とcor‐も
co-と同じ意味の接頭語だということをご存知でしたでしょうか。
同じ意味の接頭語なのにどうして5つもバリエーションがあるのと
いえば、それは幹となる単語の頭文字によって違ってくるためです。

co-【母音及びh,g,nの前に使う】coincide, cooperate, cohabit, cognateなど
col-【lの前に使う】collaborate, colleagueなど
com-【b,p,mの前に使う】combine, compare, commemorateなど
con-【c,d,g,j,n,g,s,t,v(時にf)】の前に使うcondominium, conjunction, connect, convertなど
cor-【rの前に使う】correlate


(3)“White Lover”は和製英語で、ネイティブのイメージとは異なる?

“White Lover”――何の英訳だかわかるでしょうか。
答えは、北海道旅行や出張の菓子のお土産の定番として人気の高い
「白い恋人」の和製英語名です。日本人的には悪くないイメージ
ですが、同書の著者によると首をかしげたくなる和製英語なのだと
言います。Whiteには「正直な」というようなポジティブなイメージも
ありますが、「白人専用の」「恐怖で青ざめた」「害のない」など、
「恋人」の形容詞としてはいかがなものか的な意味も多いということ
です。「害のない」という意味で使う例として“white lie”は
「たわいない嘘」の意味で良く使われます。

それでは「白い恋人」の適切な英語は何がいいでしょうか。同書の
著者なら“Snow Lover”が良いと言います。ちなみに、white loverで
google検索すると、上記の「白い恋人」のほか、日本の曲名が上位に
ヒットし、いろいろなところで使われていることがわかります。

(4)twilightはどうして「黄昏(たそがれ)」か?

接頭語“twi-”は「2つ、2倍」と意味する接頭語です。twilightは
黄昏のことですが、どうして「2つの光(two lights)なのでしょうか。
「日没の太陽の光と月の光?」などとメルマガ筆者は勝手に解釈して
いましたが、そのような意味ではなく同書によると次のような意味だ
ということです。

英国の首都ロンドンを想像してみましょう。霧がかかった夕暮れ時、
ロンドンブリッジにガス燈が灯ります。あたりがぼーっと霞む中、
一本のガス燈が2本ににじみ、ダブって見えます。つまりlightが
二重に見えます。そんなときをtwilightと言います。なんだかとても
ロマンチックですね。

いかがでしたでしょうか。
ついでながら、日本語の「たそがれ」とはどういう意味なのでしょうか。
日本の平安朝時代、京の都、朱雀大路を牛車が行きます。牛車の中には
紫式部が座しています。あたりは段々と夕暮れてきます。そこへ、
前方から凛々しげな若者が。と牛車の暖簾がそっと上がり、「誰そ
彼(たそがれ)?」。もしや源氏の君さまでは?――ということで、
「たそがれ」の意味は“Who is he?”なのだそうです。まだ薄暗い
明け方のことは「彼は誰(かはたれ)」と言います。もしかすると、
他の国ではまた違った表現をするのかもしれませんね。みなさんは
どんな英語にまつわる雑学をご存知ですか?


◆ソース◆
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『英語の寄り道こぼれ道』(柏艪舎)
https://www.amazon.co.jp/dp/4434248294
pp.15,34-35,55-56,77,92-94
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