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今号のメルマガは、I'm sorry to~とI'm sorry for/about~の使い方には違いがあるという話です。書籍『英語はもっとネイティブ感覚で話そう』(語研)から紹介します。

約束の時間に遅れて到着したら、待たせてしまった人に対して「遅れてすみません」と一言謝らなければなりません。みなさんは、英語でどのように言うでしょうか?

(1)I'm sorry for being late.
(2)I'm sorry to be late.
(3)I'm sorry I'm late.

おそらくは、上記の表現が思い浮かぶのではないでしょうか。一見同じことを言っているように見えますが、それぞれニュアンスの違いはどこにあるのでしょう。

同書の著者によると、(3)I'm sorry I'm late.が最も一般的です。(1)I'm sorry for being late.も使われるかもしれませんが、著者の周囲では耳にしないと言います。既にしてしまった過去のことについて謝る場合は、《I'm sorry(that)+文》で言うことが多いとのことです。

学校英語では、「~して申し訳ない」の英語はI'm sorry for~やI'm sorry to~と学んだので、(1)I'm sorry for being late.や(2)I'm sorry to be late.が思い浮かぶのは無理ありません。しかしながら、ネイティブスピーカーは(2)I'm sorry to be late.とは言いません。なぜでしょうか。形容詞sorryの使い方を復習してみましょう。

◆I'm sorry for/about~
英文解説書『English Grammar in USE』によると、sorryの後に前置詞のfor/aboutが続く場合の使い方について、以下のように説明しています。

You can use “sorry for” or “sorry about” (doing something) to apologise for something you did before.
(自分が過去にしてしまったことについて謝るためにsorry for/about~を使う)

【例文】
I'm sorry for/about what I said yesterday.
(昨日言ったこと、ごめんなさい)

◆I'm sorry to~
次に、sorry to~を使った「すみません」の解説を同じ英文解説書で見てみると、以下のように書いてあります。

We also say “sorry to ~” to apologise at the time we do something.
(何かをするときに詫びるためにsorry to~という言い方もある)

【例文】
I'm sorry to interrupt, but do you have a minute?
(話の途中で申し訳ないですけれど、ちょっといいですか?)

I'm sorry to bother you again.
(たびたび邪魔してすみません)

Sorry to be a pain, but can you send me more information?
(お手数ですが、もっと詳しい情報を送ってもらえませんか)

相手から、I'm sorry to~と切り出されると、ネイティブスピーカーは「おっ、これから謝罪されなければならないようなことをされる/言われる」と身構える感じになると言うことです。

以上、I'm sorry for/about~とI'm sorry to~の大きな違いが分かりました。この違いが、I'm sorry to be late.とは言わない理由になります。

I'm sorry to~は“apologize at the time we do something”ですから、何かをするに際して「申し訳ありませんが、今から~します」という意味になります。I'm sorry to be late.の意味からすると違和感があることに気が付きます。「申し訳ないですが、今から遅刻します」と言う意味になってしまうわけですね。遅刻したという過去の行為についての謝罪ではなくなるわけです。

いかがでしたでしょうか。
I'm sorry to be late.は同書の著者も海外に出た当時を振り返って「使えると思っていた」と述べています。メルマガ筆者も気づかずに使ってしまったことがある記憶が残っていますし、同書を読むまで気づきませんでした。

みなさんは、I'm sorry for/about~とI'm sorry to~を正確に使い分けていましたか?


◆ソース◆
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書籍『英語はもっとネイティブ感覚で話そう』(語研)
https://www.amazon.co.jp/dp/4876153388
pp.49-51
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【記事提供元】実践ビジネス英語講座-PEGL[ペグル]-
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