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させてしまう可能性がある英語についてです。学校英語で習った教科書通りで合っているはずなのに、丁寧に言ったはずなのに、ネイティブの反応が思っていたものと違う経験をしたことがみなさんはあるでしょうか。その場合、「日本人が使い過ぎる英語」を使っている可能性が大かもしれません。書籍『ネイティブが「がっかりする」日本人の英語140』(PHP研究所)から、「日本人が『使いすぎ』なフレーズ」をピックアップし、ネイティブに好感を持ってもらえる「言い換えフレーズ」を併せて紹介します。

◆電話での会話

(1)少々お待ちください。

電話がかかってきて、取り次ぐときに、電話口の相手に待ってもらうことになりますが、みなさんは何というでしょうか。Please wait.と言ってしまうと、「待て」と命令されているように電話口の相手に聞こえると同書では述べています。顔が見えない分、電話では誤解を極力避けたいものですね。Hold on, please.であれば「お待ちください」という意味になります。

【別の言い方】
Please hold the line.
hold the lineで「回線を保つ」すなわち「切らずにそのままお待ちください」という時に使う英語です。

Could you hold for just a moment?
※hold for just a momentのほかにhold on a second/momentでも同じ意味になります。

(2)聞こえづらいのですが。

電話回線の雑音などで電話の声が聞きづらいことを伝えたい時、I cant't hear you.と言いたいところですが、「あなたの声が聞こえません」と相手に非があるように伝わる可能性があると同書では述べています。また、まったく聞こえないような時に使うフレーズです。相手の声が一部分だけ途切れて聞こえなかった時はどう言えばいいのでしょうか。hearのほかcatchにも聞き取るという意味があり、I didn't catch that.であれば「そこ(ある一部分)が聞こえませんでした」という意味になります。さらに相手ではなく、自分に非があるというニュアンスが出ます。

【別の言い方】
I'm having a hard time hearing you.
※have a hard time ~ingで「しづらい」という意味になります。

Could you talk a little louder for me?
※もう少し大きい声で話してもらうようにお願いするときの
フレーズです。

◆職場での会話

(3)お待たせして申し訳ありませんでした。

自社を訪ねてきたお客様を待たせてしまった時、Sorry, I'm late.と自分が遅れたことを謝りがちですが、相手を待たせてしまったことについて謝ることも大切です。I'm sorrry to keep you waiting.は「お待たせして申し訳ありません」という時の定番表現です。電話口に出るのが遅れて相手を待たせてしまった時も同じこの表現が使えます。

【別の言い方】
Thank you for waiting.
※Thank you for ~ingは「~してくれてありがとう」と相手の好意に感謝するときの定番表現です。

Hope I didn't keep you waiting.
「待たせていないことを願う」が直訳ですが「お待たせして申し訳ありません」という意味になります。

(4)お引き受けします。

上司に仕事をできるかどうか頼まれて、「引き受けます」という時、Yes, I can.は「はい、できます」と可能かどうかを答えているだけという感じで、そこに積極的な姿勢はあまり感じられないと同書では述べています。前向きな姿勢を見せて、やる気が上司に伝わるようにアピールする同書おススメの言い方は以下です。

Leave it to me.
(私に任せてください)
※it のあとにall を加えると、「どんと任せてください」とやる気をさらに強調した言い方になります。
Leave it all to me.

【別の言い方】
I'll take care of it.
※take care of ~で「~を引き受ける」と快く仕事にあたる姿勢を見せることができます。

I'd be happy to.
※直訳は「そうするのが幸せ」、つまり「喜んでやらせていただきます」という意味になります。to以下の動詞は省略されています。

◆商談・交渉での会話

(5)少し考えます。

商談や、誰かに話しを持ち掛けられて即答できないとき、考える時間が必要です。そんなときにI'll think about it.と言うと、遠回しに断るときの決まり文句になってしまうのだと同書は言います。真剣に検討する気持ちがあるときには、Let me think about it.とlet me ~(~させてください)と、相手に自分の行動の許可を得る表現の言い回し
をよく使います。

【別の言い方】
Let me give it some (serious) thought.
give ~ some thoughtで「~について検討する」という意味になります。

I need some time to think it over.
「じっくり考えさせてください」と真剣な気持ちが伝わる言い方になります。

(6)満足です。

製品の出来栄えや仕事ぶりなどをほめるとき、「満足です」というニュアンスでsatisfyを使う時は要注意です。I'm satisfied.というと「まあこんなもんだろう」と妥協のニュアンスが含まれ、「許容範囲」にとどまるので誉め言葉にならないのだと同書では言います。I'm more than satisfied.と言えば、「これ以上ないくらい満足です」という最高の賛辞になります。

【別の言い方】
This is great.
「これは素晴らしい」と相手に働きを褒める時の定番フレーズです。

This is nicer than I had expected.
expectは「期待する」という意味ですので、「期待していた以上の出来です」と褒めるフレーズです。

いかがでしたでしょうか。
米国に海外出張した際、時差ぼけであくびが出そうなとき、You must be sleepy.ではなくYou must be tired.をメルマガ筆者は言われた記憶があります。tiredを使うならYou look tired.と言いそうなものですが「疲れが出て、ひどい顔をしているよ」とニュアンスが出てしまうのだと同書では言います。「ストレートには言わずに、遠回しに言うんだな」と感じました。

みなさんは日本語直訳ではない遠回しの英語表現で思い当たるフレーズはありますか?


◆ソース◆
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『ネイティブが「がっかりする」日本人の英語140』(PHP研究所)
https://www.amazon.co.jp/dp/4569841058
pp.128-129,144-145,147-149
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【記事提供元】実践ビジネス英語講座-PEGL[ペグル]-
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