メルマガバックナンバーのコラムは、大前研一が自らが執筆・発行しているものではなく、

本講座の専属ライターにてお届けさせていただいております。

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みなさんは「決定詞」という言葉を英文法で学んだことがあるで
しょうか?冠詞(a/an, the)や人称代名詞の所有格(myなど)、
指示詞(this, that, these, those)など、名詞を修飾する働きを
する言葉を総称して決定詞と呼ぶようです。

今号のメルマガは、名詞の前に複数の決定詞が連なる場合の語順に
ついてご紹介します。たとえば、「10人のその社員全員」と述べる
とき、名詞employees(社員)の前に連なる決定詞ten(10人の)、all
(全員の)、the(その)をどの順番で並べるかという問題が発生します
が、ネイティブスピーカーは迷うことなく、
All the ten employees
――の順番に並べます。これは前に来る決定詞、後ろに来る決定詞は
決まっているからということなのですが、詳しくは書籍『ネイティブ
の発想で学ぶ英語の決定詞』(研究社)から紹介します。

複数の決定詞が名詞の前に連なる場合、名詞の前に連なる順番によって、
決定詞は以下の3つに分類することができます。

(1)前置決定詞
All(すべての)
Both(両方の)
Half(半分の)
Twice[double](2倍の)
Three times[triple](3倍の)
――などの倍数詞
What(何という)
Such(そのように、非常に)


(2)中央決定詞
a/an,the (冠詞)
some/any(いくつかの、いくらかの)
no(1つ/1人の~もない)
this(この)
that(あの)
these(これらの)
those(あれらの)
enough(十分な)
each(それぞれの)
every(どの~も)
either(どちらかの)
neither(どちらの~も…ない)
my(私の)
our(私たちの)
your(あなたの/あなたたちの)
his(彼の)
her(彼女の)
its(それの)
their(彼らの、それらの)
another(もう1つ/1人の)
several(数個の、数人の)

(3)後置決定詞
Other(別の)
Many(多数の、たくさんの)
Much(多量の、たくさんの)
A few(少数の、少しの)
Few(ほとんどない)
A little(少量の、少しの)
Little(ほとんどない)
One, two, threeなどの基数詞
First, second, thirdなどの序数詞

2つ以上の決定詞を名詞の前の連ねる場合は必ず、以下のような語順
になります。

(1)前置決定詞、(2)中央決定詞、(3)後置決定詞

(2)+(1)や、(3)+(2)+(1)の語順で名詞の前に連なる
ことはありません。

【例】
(2)+(1)《NG》 the all employees
(3)+(2)+(1)《NG》ten the all employees

(1)+(2)+(3)の語順で名詞の前に連なりますので、以下の
【例】のようになります。

【例】
(1) +(2)《GOOD》all the employees(その社員全員)
(1)+(2)+(3)《GOOD》all the ten employees(10人のその社員全員)

(1)前置決定詞は、同じ名詞に2つ以上連ねることができません。

例えば、
All both boys
と言うことはできません。
All boys
Both boys
――と表現します。

(2) 中央決定詞も、同じ名詞に2つ以上連ねることはできません。

例えば、
A my book
――と言うことはできません。「私の本の1冊」と言いたいときは、
One of my books
A book of mine
――と表現します。 

また、(1)+(2)+(3)であっても、意味的に矛盾する場合は、
2つ以上の決定詞を連ねることはできません。たとえば、数量を表す
(1)前置決定詞のallは、意味的に矛盾する数量を表す(2)中央
決定詞のsomeやeachと並べて、名詞の前に置くことはできません。


いかがでしたでしょうか。
学校時代の英語の試験で、並べ替えの問題が出題されていた記憶が
あります。メルマガ筆者は「前置決定詞」「中央決定詞」「後置
決定詞」という3つのカテゴリーが存在することを当時は知らな
かったので、“フィーリング”を頼りに並べ替え問題に対応して
いました。3つのカテゴリーの順番通りに必ず並ぶという決まりが
あるのだったら、最初から教えて欲しかったところです。

ビジネスシーンでは、Eメールや議事録などでよく使われるもの
ばかりですね。みなさんはこれまで、これらの順番を理解して
文章を組み立てていましたか?「ちょっと怪しい…」という方は、
ぜひ明日からこれらのルールを意識して書いてみてはいかがでしょうか。


◆ソース◆
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『ネイティブの発想で学ぶ英語の決定詞』(研究社)
https://www.amazon.co.jp/dp/432745284X
pp.4-7
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