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今号のメルマガは、名詞の単数形か複数形かについてです。書籍『英文法「例外」の底力』(プレイス)から紹介します。

名詞の前に数詞が置かれる場合、数詞が1(one)なら名詞は単数形、2以上ならば複数形なのは、学校の英語で習いました。しかし、数詞が1、2、3・・・と自然数とは限りません。以下のような変則的な場合はどうでしょう。

(1)小数点がつく場合
「日本の高校生は月平均1.4冊の本を読む」という具合に、統計数値などで小数点を含む場合、1.4 bookでしょうか、1.4 booksでしょうか。実は英語では、1より大きい数の場合、名詞は複数形になるのが原則です。

【例文】
Japanese high school students read an average of 1.4 books a month.

では、「0.5グラム」のような1未満の数字はどうでしょうか。この場合は、1以下ですから、名詞は単数形になるのが原則です。

【例】
1 centimeter is about 0.3937 inch.

(2)zeroの場合
ここでトリッキーなのは、数詞がzeroの場合です。名詞は単数になると思いきや、複数形になるというルールが存在します。

【例文】
Water freezes at zero degrees.
Water freezes at a temperature of zero degrees.
(水は0度で凍る)

次はmeterを使った例です。

【例文】
Zero meters above sea level.
(海抜0メートル)

ややこしいことに、1.0とか1.00のような数は、数値的には1と等しいのですが、小数点以下の最後がzeroで終わっているので、それに引きずられて後に来る名詞が複数形になることもあります。

【例文】
One point zero grams per centimeter cubed.
(1立方㎝あたり1.0グラム)

One point zero ounces of gold.
(1.0オンスの金)

(3)マイナス(負)の場合
数がマイナス(負)の場合は、プラス(正)の数と同じ原理が適用されます。-1以上0未満なら単数扱いになります。

【例文】
Minus zero point five degree
(マイナス0.5度)

The temperature was minus one degree.
(気温は-1度だった)

-1未満なら複数扱いになります。

【例文】
Zero kelvin equals to minus two hundred seventy three degrees Celsius.
(絶対温度0度は、摂氏-273度に等しい)

いかがでしたでしょうか。
日本語ですと「海抜0メートル地帯」というような言い方をしますので、「ゼロは単数形なのかな」という先入観を持ってしまいがちですが、正確には複数形zero metersなのですね。みなさんはzeroに複数形を用いていましたか。


◆ソース◆
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『英文法「例外」の底力』(プレイス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4903738418
pp.106-108
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