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今号のコラムは、年上の韓国人ビジネスパーソンに対する
礼儀作法についてです。書籍『韓国ビジネス 53の成功ルール』(合同フォレスト)から、紹介します。


韓国では、ビジネスの現場で、相手の肩書が自分よりも下であっても、年齢が1歳でも上であれば、尊敬の気持ちを態度で表さなければいけません。そのため、韓国人は、初対面にも関わらず、ビジネスの場でも、相手の年齢を尋ねることがあります。

そして、韓国では、日本以上にちょっとした見振りや行動で相手に対する敬意を表します。そのための、そのポイントを間違えると、こちらの意図と関係なく相手を不愉快にさせることがあります。日本人がついつい間違いやすい11のポイントをさっそく同書から紹介します。

(1)握手をするときの注意
お辞儀をしたほうが丁寧です。また、地位や年齢が下の者から先に頭を下げます。もし、目上の人が手を差し出したら握手しても構いません。その場合は左手を右腕の肘の辺りに添えると丁寧な挨拶になります。

(2)相手の注意を引こうとして腕などを叩かない
目上の人の体には触らないようにします。

(3)自分が先に着席しない
年長者が座るのを待ってから着席します。

(4)年長者よりも先に起立しない
日本の感覚で、気を使って先に起立したつもりでも、年齢が上の人よりも先に起立するのは失礼にあたります。

(5)出されたお茶などに先に手をつけない
たとえ水一杯でも、相手が手をつけたあとで、自分も手をつけます。

(6)相手の目を見続けない
目をじっと見つめ続けると「異論がある」「敵対心がある」と受け取られてしまいます。相手の眉毛の辺りに視線を置きます。ときには目を伏せるなどしたほうが無難です。相手から「話を聞いていないのではないか」と思われやしないか、心配になりますが、大丈夫です。

(7)鼻をすすらない
ズルズルと音を立てるのは、目上の人の前ではとても失礼なことです。

(8)仕事中や電車内でも、携帯電話に一瞬出る
韓国では、職場や電車の中で携帯電話に出るのはタブーではありません。電話出ないと「無視された」「連絡がつきにくい相手」そして「失礼だ」と思われてしまいます。一瞬でも電話に出て、すぐにかけなおします。

(9)ビジネスのディスカッションで率直に意見を言わない
自分の言いたいことは言うべきですが、態度には気をつける必要があります。丁寧な言葉で相手を敬いながら、まずは相手の意見を拝聴し、最後にさり気なく意見を加えます。


(10)お酒の席で、グラスに残っているのに、つぎ足さない
グラスにまだお酒が残っているのにつぎ足すと「お酒がまずくなる」と韓国では考えられています。特に目上の人にお酒をつぐときは、飲み干したタイミングをしっかりと見計らうようにします。


(11)取引先との食事の代金を割り勘にしない
韓国ではそもそも割り勘の習慣があまりなく、特にビジネスの場では、ほとんど行われません。招待した側が全員の分を支払います。招待された側は、2次会に行くことがあればそこでお返しに支払うか、
次の機会に全員の分を支払うのが暗黙の了解になっています。

いかがでしたでしょうか。
韓国人の年長者の前で腕組みしないといった基本的な礼儀作法は、メルマガ筆者も守っていましたが、上記でとりあげたような起立や着席、飲み物に手をつける順番は盲点でした。同書を読みながら冷や汗が出ました。日本のマナーと似たところもあれば、違うところも入り混じり、思い込みは危険ですね。みなさんは、韓国でのビジネスマナーに自信がありますか。


◆ソース◆
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『韓国ビジネス 53の成功ルール』(合同フォレスト)
https://www.amazon.co.jp/dp/4772661085
pp.55-59
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