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今号のコラムは、前置詞<for>には「はじめから終わりまで」というニュアンスが含まれているという話です。書籍『ホイホイわかる 英語は前置詞だ!』(明日香出版社)から紹介します。「はじめから終わりまで」というニュアンスはどういうものなのか、さっそく具体的な例でみてまいりましょう。

(1)動作・状態・時間・距離において「はじめから終わりまで」の意味を含む

(1-1)動作

【前置詞<for>を使った例文その1】
I look for my watch.
(私は時計を探す)

「はじめから終わりまで心当たりのあるところを全部探す(動作)」というニュアンスを醸し出しています。

【前置詞<for>を使った例文その2】

I ask for trouble.
(自分で(はじめから終わりまで)すべての面倒を引き起こす)

前置詞<for> には「はじめから終わりまで」という意味がありますから、「自分で好んですべての事を構える」=「自分で好んではじめから終わりまですべての面倒を引き起こす」という意味になります。

(1-2)状態

【前置詞<for>を使った例文その3】
I ask him for money
(私は彼に「お金をくれ」と頼む)

上記も「はじめから終わりまでお金をくれと」1から10まで全面的に彼におねだりするというニュアンスを醸し出しています。

(1-3)時間
【前置詞<for>を使った例文その4】
Why do I feel dizzy for a week?
(なぜ私は1週間めまいを感じるのですか?)

この前置詞<for>は、初日から2日目、そして最後の7日目に至るまでのすべての日を含んだ意味合いです。

前置詞<for>にはもう一つ、別のニュアンスが込められることがあります。

(2)前置詞<for>には「往復運動」のニュアンスが込められている

具体的な例文でみてみましょう。

【前置詞<for>を使った例文その5】
He left Japan for America.
(日本を出発して、米国に向かった)

前置詞<for>には「往復運動」の含みがありますので、「いずれ日本に帰ってくる」というニュアンスが込められています。

【前置詞<for>を使った例文その6】
He left his house for a walk?
(彼は家を出て散歩に行った)

前置詞<for>には散歩に行ってまた家に戻ってくるというニュアンスが込められています。

比較のために、前置詞<to>だとニュアンスが異なるということをみておきます。

【前置詞<to>を使った例文】
He went to America.
(彼は米国に行きました)

前置詞<to>には帰ってくるかどうかという雰囲気は特に醸し出していません。

いかがでしたでしょうか。
前置詞<for>――奥が深いですね。「はじめから終わりまで」や「往復運動」という意味が含まれていうことをメルマガ筆者は初めて知りました。みなさんはご存知でしたか?

◆ソース◆
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『ホイホイわかる 英語は前置詞だ!』(明日香出版社)
https://www.amazon.co.jp/dp/475691960X 
pp.148‐150
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【記事提供元】実践ビジネス英語講座-PEGL[ペグル]-
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