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今号のコラムは、英語を話す時は、落語のように「情」を入れると聞いてもらえるという話です。書籍『世界で通用する「地頭力」のつくり方』(CCCメディアハウス)から紹介します。


国際会議で日本人が話し始めると、ボソボソと話すので、理解できないばかりか、顔が引きつりながら話すので、周りにいた聴衆が一挙に引いていったという話を良く聞くと同書の著者は言います。反対に、常にジェスチャーを入れながら話すと、語彙が多少間違っていたとしても、それほど悪い評価にはつながらないことが多いのだと言います。コミュニケーションにおいては、世界のどこにおいても、発する言葉に情熱や思いが大切です。表情がかたかったり、ジェスチャーがすくなかったりすると、この情熱や思いが伝わりにくくなってしまいます。


そこで、具体的にどうしたらいいのかですが、同書の著者は落語が趣味なので、英語落語に学ぶことでできると主張します。英語落語を広めている桂枝雀師匠の著書『落語で英会話』(祥伝社)より「アクション・イングリッシュ」という考え方を紹介しています。英語も落語も、情を込めて行動を伴うくらいに話すべき、ということです。この「情を込める」というのは、言葉の一つ一つに心から思いを入れるということです。


日本語で普段話しをしている時には当然のようにできていることでも、英語になると文法や語彙に気をとられ、どこか情の抜けた話し言葉になることが多くなります。では、情の入った英語にするためには何をすればよいのでしょうか。


桂枝雀師匠の著書によると、「pick up a pen」と言いながらペンを拾い上げるなど、動作と英語発音を同時に行うとよいと言います。日常的に自分の動作を英語化するわけです。また、英語を発音する際に、小説や劇、落語のセリフのように、情景を思い浮かべて、登場人物になったような気持ちで発音することです。例えば、NHK「実践ビジネス英語」の教材テキストは会話形式になっていますので、それぞれの立場になったつもりで、映画や劇のセリフのように情景を思い浮かべて、発音してみてください。


いかがでしたでしょうか。

店で買い物をしたとき、店員から商品、レシート、お釣りを渡されて「Thank you. Have a good day」と棒読みで言われると、気分が台無しになります。ぶっきら棒な話し方で、相手を悪い気分にさせないことは英語に限った話ではありませんが大切ですね。みなさんは英語を話す時、情熱や思いを込めていますか。


◆ソース◆

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『世界で通用する「地頭力」のつくり方』(CCCメディアハウス)

https://www.amazon.co.jp/dp/4484182076

落語のように「情」を入れる習慣

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【記事提供元】実践ビジネス英語講座-PEGL[ペグル]-
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